「笠間にぃ、笠間にぃ、お手紙きてるですよ!」
「おー、ありがとうな」
手紙の宛名を見ると小美玉になっていた。
「そっか、また七カ国会議の時季か・・・・・」
七カ国会議だよ!全員集合「すまん、遅くなった・・・・」
「遅かったねぇ、昨晩はお楽しみでしたか?」
見事に真っ黒い笑みで小美玉が笑いかける。
「んなこと言われてもネタ元分かんねーから!」
「いいじゃんよ、ちょうど果物もむき終ったんだし」
のほほんとした笑顔で小美玉に笑いかけたのは果物王国の異名をとる石岡だった。
「・・・・・・石岡が言うならそれでいいや」
(グッジョブ石岡っ・・・・)
「窮地救われたね。」
ぼそっとかすみがうらが耳打ちをした。
「かすみがうら、そういうことを言わないでくれまた怒りが再燃したら対応し切れん」
「今日の休みは茨城と行方なー、鉾田は遅刻だから果物不要な。」
「分かったー」
いつも妙に語尾の延びる馬鹿っぽい話し方はこういう時助かってる気がしてならない。
「遅れたああああああ!」「どれだけ頑張ってもお前の分は無い。」
走ってきた鉾田にバッサリときりすてる。
「マジかよ・・・・・」
「へこむな鉾田、お前は自分ちのメロンあるだろ」
「あのさかすみがうら、それ傷口に塩を塗るって言うんだぜ?」
一番あわただしいのは俺かよ、と言う笠間の本音は伏せた。
「小美玉もかすみがうらも石岡も酷ぇ!」
「お、おちつけ鉾田お前には鹿島鉄道が・・・・・」
「もう廃線したよ笠間の馬鹿ああああああ!」「いやちょっと会議はああああああああ?!」
笠間の叫びはむなしくも空中に響くだけだった。
おわり
結局苦労するのは笠間らしい。
ほんのり小→石っぽくしてみた。