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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

スカイツリー開業まであと3日です。

押上駅
「京成本線、」
「あら、東武のにゃんこさん」
ご立派な体格のココア色のネコがこちらに話しかける。
東武スカイツリーと名づけられたスカイツリーの管理会社でもあるにゃんこさんは、どっしりと机に鎮座した。
「うちのはまだ土浦から帰ってきてないのか」
「そうみたいだねー」
「・・・・・・・ったく、この後宇都宮との打ち合わせだから迎えに来るって言ったのにな」
「東武のにゃんこさんもカリカリしないの」
「なら撫でろ」
そのにゃんこさんを撫でながらカレンダーを見やる。
開業まであともう少し、うちの沿線から何人この町を訪れる人が来るだろう。
町と東武の願いや世界一への野望などのさまざまな期待を背負って開業準備へと奔走する。






おわり




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先週のご/ごた/まが衝撃過ぎて

チ/バテ/レ視聴中。
鹿「今日は神栖のピーマンなんだね、ごご○ま便」
神「んー」

『本州でアメリカに一番近い町・神栖で取れた美味しいピーマンをぜひご賞味ください!』

鹿「・・・・・・・宮古や銚子に怒られそうだね」
神「言ったもん勝ちだから、たぶん」








ローカルネタですがあまりに衝撃過ぎたので。

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前途多難だ神栖さん!8

*そろそろ謝罪文はトップページに書くべき気がする神栖さんの話です。

5月である。
誰に何と言われようとも5月である。
「・・・・・・相変わらずこの時期だけはおかしいよな」
「しょうぶの時期が勝負ですからね」
「潮来、それすごく親父ギャグみたいだよ」
そう、水郷・潮来にアヤメが咲き誇る季節である。

前途多難だ神栖さん!

潮来花嫁さんは船で行く~♪というあの歌のとおり、潮来の花嫁はアヤメの季節には船で行き来する。
・・・・・・歌が古い?気のせいだ。
潮来にとっては観光客の来るかきいれ時であるこの季節、手伝いもかねて鹿島とここへ来るのが毎年の通例となっていた。
「そう言えば銚子さんのご様子はいかがです?」
「・・・・・・何時も通りだな」
「何時もどおりだね」
「そうでしたか、香取があーだこーだ言ってますけど気にしなくて良いですからね。神栖には神栖の考えがあるでしょうし」
「そんなこと長い付き合いで知ってる」
潮来と香取はそこそこ長い付き合いがあり、あの二人は意外に仲がいい。
まあ外面はいいけど中身のアレな香取と軽く聖人レベルの心の広さを有する潮来なのでどう考えても香取が潮来を振り回してるんだろう。いつか〆ておこう。
「そうでしたね、ところでアヤメの花言葉はよい便りだそうですよ?」
その後ろに付く言葉は大体予想が付いた。
「「銚子さんによい便りを送って差し上げればいかがですか」・・・・・・だろ」
「神栖ってばまね上手だね」
のんきに笑う鹿島をスルーすると、潮来があきれたように言う。
「そこまで自覚してるならあまりつっけんどんになさるのはどうかと思いますが」
「してない」
「いいえ、今の貴方は意地を張ってますよ。」
潮来の厳しい指摘を受けると、そろそろ帰りの電車に間に合わなくなりますよといわれて家路に着いた。

*                    *

潮来の指摘は間違ってはいなかった。
波崎の事で散々振り回しているのだし、魚もよく貰うし。
それでも、波崎が好きだった相手ということがのどに刺さった小骨のように存在している。
「よぉ」
「・・・・・銚子?」
「おめぇさん玄関の鍵開けっ放しだぜ?」
ほれ、とビニールに詰め込まれた魚を手渡された。
佃煮になった小魚を冷蔵庫にしまいこむ。
「何時も思うが、よくまあうちに来るたびに手土産用意できるよな」
「むしろ『魚以外をもってこい』といわれないだけましだねぇ、魚ならいくらでも用意できるんでなぁ。酒はあるかい?」
「カップ酒でよければあるが」
数本の冷やし酒をテーブルに並べて、適当な魚をテーブルに並べた。
「んじゃ、乾杯」
「おお」














カップ酒がなくなり、ボトル酒を一本カラにした頃には終電もなくなっていた。
「帰らなくていいのかよ」
「どうせ明日は日曜だからなぁ」
「そうか」
空のカップをグラス代わりに酒を飲みつつ、以前人から貰い受けた秘蔵の酒でも出そうかとぼんやり考える。
「・・・・・結構、お前のこと好きだわ」
「そうかぃ、俺もおめぇさんのことは好きだねぇ」
「波崎の代わりでよければ付き合っても良いぞ」
「そうかい」
寄った頭で左手を差し出すと、銚子が口吸いをした。
軽くあとが残った左手をすそでぬぐった。
「しばらくは恋人ごっこかね」
「さあな」











終わり
波崎のことを未だに気にする神栖のおかげでこんなことになりました。
ごく自然な形で恋人になってもらうことが私の技量不足でできなかったのでこうなりました・・・・・。ぎゃー!

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どうしようもない

*東武さんのわちゃわちゃ話です。

*ちょっとびーえるくさいので折りたたみます。








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はじまりのうた

出会いはある年の冬。
「という訳で紹介するけど、この3人が常総筑波鉄道ね」
「はじめまして、龍ヶ崎さん」
まだ4人全員が揃っていたころの始まりの話。

はじまりのうた

僕らが京成グループに加入してすぐ、僕らより一足先に京成グループへと入った常総達と出会った。
「ふたりともご近所さんだし、仲良くしなよ?」
「わかっています」
当時、会社は赤字でその時に救ってもらったのが京成さんだった。
それは常総も同じだった、だけれど常総はまた少し事情が違った。
「京成さん、俺ちょっと用事あるんで失礼しますね?」
「んー」

「京成さん、常総は忙しそうですね」
「あの子は東武の資本も貰い受けてるから」
東武資本と京成資本の両方を譲り受けている常総は両方の本社を渡り歩いていた。
「・・・・・・ところで、龍ヶ崎たちに会わせた理由わかってるよね?」
鹿島をちらりと見れば小さくうなずく。
「系列会社同士の競合は無益、ということですよね」
「正解、とりあえず2~3年ぐらいかけて話し合ってみてよ。」
うちもちょっと厳しいからさ、などと呟いてふらっとどこかへと去っていった。

*                 *

少し暖かくなった頃、話し合いをするため取手まで呼び出された。
「合理化のための併合、かぁ」
「どう思う?」
「将来的には視野に入れるべき、ってとこですかね。」
「だよねぇ」
「・・・・・・・でも、東武系列になるよりはいいかな」
「どうして?」
「いや、まあなんというか東武さんは出資理由がいまいち謎だから向こうの系列と併合してろくでもない目に合わされるよりも同じ京成系列のほうがある意味信頼できるというか・・・・ね」
「そうなんだ」
そして僕らはいずれひとつになるのだと、そう小さな約束をした。












常総にとってどうして東武の資本提供が受けられたのか謎だったらいいなっていう妄想です。
だって冷静に考えてみると東武の地盤は両毛で茨城周辺で東武がらみというと筑波高速度しか浮かんでこないというね。(フィルターかかってます)
まだこの頃は鬼怒川もいましたけど鬼怒川はいつか出てきます、いつか。

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