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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

わったー「おきなわ」やいびーん(沖縄県市町村擬人化)

*沖縄病患者だけど沖縄にいったことの無い人による沖縄市町村擬人化です。

*「いばらきな人たち」と同じ世界観です。

*タイトルは「わたしたちは「おきなわ」と言います」の琉球方言訳

・那覇市(♂)
沖縄県の中心の大都会。
結いれーるが走り、バスもある大きな街。
また琉球王朝の中枢・首里城などの観光地を抱え観光客も多い。
お客さんの前では人懐っこく陽気だが、県庁所在地だけあって責任感は強くうちなーたいむで生活できないのが密かな悩み。
ただ、気を赦した人にはゆったりのんびりで生きている。

・沖縄市(♂)
県内2番目の都市であり、米軍のまちゴザ(最近多国籍化してきた)を要する。
アメリカ人に憧れて金髪に染めたはいいがゴザ暴動などの恨み辛みを抱えた結果精神的に屈折気味になっている。
最近弱ってきたアメリカをざまぁwと口ではいいつつ、戦後一緒にやってきたので心配する気持ちも無くはない。複雑。

・南城市(?)
通称「ハート型のまち」合併によって出来た新しい市。
せーふぁーうたき(沖縄本島で一番神聖な場所)や市のキャラクター・なんじぃなど「癒し」がメインの癒し系キャラ。
ウコンを育てながらもほほんと生活している。

・名護市(♂)
沖縄最北の町であり、基地問題で揺れている。
オリオンビールと野球さえあればそれでいいのかもしれない。
野球は日ハム派。結構な日ハムファンである。

・宜野湾市(♂)
通称「ねたて(=物事の根元)のまち」
沖縄の中枢としていようと奮闘するが、中頭には沖縄市がいるので微妙かもしれない。

・北谷町(♂)
アメリカンビレッジで有名な観光の町。
そういえば行政はハンビー押しっぽいが知名度はどう考えてもアメリカンヴィレッジのほうがうえのような気がする。

・本部町(♀)
沖縄美ら海水族館で有名な水族館の町。
日本で一番最初に桜の咲く山があり、海洋博記念公園があり、観光資源に恵まれているはずなのに知名度に欠けている気がしてならない。
やはり沖縄県というくくりになるからだろうか。

・奄美大島(♀)
今でこそ鹿児島県だが、昔は「ノースリュウキュウ」として米軍に占領されていた時期がある。
文化的繋がりは鹿児島よりも沖縄のほうにあり、言葉も沖縄方言に近い。
また琉球神話の最高神の名前が「アマミノキヨ」であることもきっと沖縄に近い証拠だと思う。





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僕が君に願うこと

*常北と日立の遠い思い出


望まれて生まれた存在は、惜しまれて消えていく。
「ここに日立電鉄の78年に渡る歴史に幕を閉じますが、人々の記憶に残る~」
長い間この街を走ってきた2000形もまた、路線とともに長い生が終わる。
「日立さま」
僕に誰かが声をかける。
「日立電鉄」
「いままで、ありがとうございました」
「うん」
どうか元気で。
彼が生まれた日から僕はずっと、この場所で見守っていたから。









常北と日立の話を書こうとして断念。
日立にとって廃線の日は思い出深い日だといい。

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もういくつ寝ると

ある冬の笠間の家
「笠間、ちょっといいですか?」
「ゆうきにぃだ!」
「おや桜川、笠間は?」
「しもだてにぃと年賀状かいてる!」
「・・・・・そういえばそんな季節ですねぇ」

もういくつ寝ると

「笠間、ちょっと入りますよ」
「おお」
部屋の中からは墨汁の匂いが漂う。
真っ白な年賀状が横に積まれ、毎年のことながら呆れてしまう。
「まだ印刷に切り替える気無いんですね」
「お客さんの中には手書きを期待してるのもいるしなぁ」
「ほら、おすそ分けの煮物です。」
「悪いないつも」
笠間は毎年年賀状を手書きする。
しかも送る枚数もかなり多く、結果として毎年500枚以上書くことになる。
昔はこれだけの枚数を手書きするのは当然だったものの、最近は印刷に切り替える人も多い。
「だから腱鞘炎になるんでしょう、この時期はご飯が作れなくなるとか言って」
「年末だからなぁ」
正月の焼き物市の準備やこの年賀状書きに振り回されるのはいつものことだった。
まあ、毎年届く手の込んだ色鮮やかな絵の笠間の年賀状が楽しみなのも事実ではあった。
「そういえば下館が来てるんですか」
「筑西引き連れてな」
「そうでしょうけど、毎年大晦日になって年賀状の事思い出して年賀状を寒中見舞いにする下館とは思えませんからね」
「あいつだって一応やり方ぐらいは教えとくんだろ」
正月も間近に迫る師走。
「来年はどうなりますかねぇ」
「・・・・・鬼が笑うぞ」










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前途多難だ神栖さん!5

*全神栖市民に土下座すべきシリーズの新作です。

*ぼちぼちデレる。




(ああくそ眠い)
波崎が消えて一年が過ぎ、2006年8月になった。
どこにいてもあいかわらず銚子が人んちに来る。
正直めんどうだが、あいつが貰ってくる魚や野田の醤油が美味しいので受け入れている。
「はー・・・・・」
波崎がいないことが、こんなにも精神面にクるとは思わなかった。

前途多難だ神栖さん!

もう一つの自分ちとも言える市役所の自分専用スペースのソファーベッドに寝そべり、夏空を見渡す。
そうだ、波崎は海と同じ青い目をしていた。
「ちょっといいかぃ?」
「・・・・・・なんで居るんだ」
「橋の件でなぁ、まあたいした用事ではねぇけどなぁ」
ほれ、と茶封筒を手渡される。
相変わらず市役所職員(自分のような存在は一部例外を除き表面上はそういう扱いになる)と偽る気のないラフすぎる服装にもはや何もいえない。
「そうかよ」
「なんだぃ、夏バテかぃ?」
「違う、ただの寝不足だ」
「なら寝れるうちに寝ときなせぇ」
「仕事中に寝られるか」
自分専用スペースを与えられているとはいえ、仕事中に寝られる神経は持ち合わせていない。
これでも工業地帯の中枢という使命感の一つや二つ持ち合わせているつもりだ。
「・・・・・・そうかぃ、夕飯持ってきてやろうかぃ?」
「白身魚のフライ」
「タラでいいかぃ?」
意外にも料理上手(いわゆる『男の料理』ではあるが)なのはつい最近知った。
かなり大ざっぱではあるが美味しいのでまあいいと思うことにした。
「構わない」
「なら、夜にまたここに遊びに来やしょうかねぇ」
「外で待ってろ、近くに着いたら電話鳴らせ」
「へいへい、けなげな嫁さん気分だ」
「・・・・・・鹿島の火力発電所に投げ込んでやろうか」













                          つづく
正直、このシリーズいつ終わるのか全然分からない。
あと口であーだこーだいいつつこれでも神栖はデレなんだぜ。

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鹿島に落ちた光と影4

昭和50年
当時JSL(日本サッカーリーグ)2部所属だった住友金属工業蹴球団がこちらに本拠地を移す。
まだこの街は何も無い平野のような街で、工業や商業が流れ込み始めたばかりだった。
そして平成元年、東京である動きが出てきた。

鹿島に落ちた光と影

平成2年
「まあ、そうやろうなぁ」
「でしょ?」
僕たちの手元には住金が自ら出した「2000年ビジョン」というパンフレット。
このなかの『地域社会に貢献する住友金属』の言葉がきっかけだった。
まだ娯楽に乏しいこの街に対して住金自身もある危機感を覚えていた。
鹿島の街に魅力が無ければ、従業員から敬遠され、活気に乏しい職場になってしまう。
それが勤務効率への低下を招くのではないか、ということだ。
「だからプロサッカーチームを作るんでしょ?」
東京ではJSLのプロリーグ化の動きが出ており、ここに鹿島を本拠地とする住友金属のチームをプロチームにすることで地域の活性化へつなげようという動きが出ていた。
この動きには僕や神栖だけでなく、潮来や水戸も賛同していた。
だが、ひとつ問題があった。
「でもうちのチームそんな強ぉないしなぁ・・・・・」
「そこそこ強ければ問題ないでしょ」
「強くないうえにまだ、鹿島は発展途上地域やからな。集客力に問題あり、ってこないだ言われた。」
84年86年に優勝はは果たしたものの、この年住金は2部に降格していた。
そういう問題もあったのである。
「なら強くすればいいじゃない」
それはある方法で実現した。

*              *

平成3年。
「・・・・まあ間違ってはいないですねぇ」
「でしょ?」
「潮来、無理に鹿島に同調しなくていいからな」
住友金属は元ブラジル代表のジーコを獲得。
のちに日本サッカーに大きな変化をもたらす「日本サッカーの神様」をブラジルから呼び寄せたことで強くなったのは事実だ。
「鹿島が言うたもんなぁ、地域を活性化させたいって。大変やったわ・・・・・」
「どんな風にですか?」
「まず上が『ジーコを選手として雇えないならプロチームにさせない』とか何とか言われるし、本人も一度引退していい年やったし、むこう(ブラジル)で大臣やっとったしなぁ」
「まあ、でも来てくれたのはきっと神様の采配だよ」
これによりチームの成績の上がり、住金がプロチームになることが認められた。

「・・・・・で、話は変わるけどスタジアムどうするん?」
当時鹿島にはプロチームのスタジアムとして必要だと考えられていた15,000人という人数を収容可能なスタジアムが無かった。
元々小さい街である都合上、1万人も収容できるスタジアムなどあるわけが無い。
「あれ、水戸から聞いてないの?」
「いや今度公園にするとこスタジアムになるんか?」
「なるよ、水戸から予算も下りたし」
「ほうか」
満足そうに僕らは笑った。










                               おわり
ところどころ順序が怪しいですが調べても分からなかった部分なので気にしない方向で。
あと鹿島がご都合主義に見えるのは気のせい。
鹿島のその後は・・・・・・まあ、書かなくても分かるよね。

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