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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

7月7日はだいたい雨:後

朦朧とする意識の中で声のほうに顔を向ける。
「……生きてくださいよ」
その声は確かに最愛なる隣町のものだ。
グッとその手を掴み、精一杯の笑みを差し向けた。

****

通い慣れた結城の家に足を踏み入れ、水戸線に荷物を預けて部屋に足を踏み入れる。
「結城さん」
ゆっくりとその顔がこちらに向けられる。
熱がひどいのだろうか。顔が赤い。
近寄って膝を落として触れてみるとかなり熱い。
「……生きてくださいよ」
もちろんこんな事で僕らは死なない事は承知の上だ。
ただその言葉がすっと口からこぼれたのだ。
「あなたと、生きてきますよ」
僕の手を掴んで結城は静かにほほ笑んだ。




―数日後―
結城「えっ、そんな事あったんですか」
下館「あの時近くにいた俺の居場所のなさ、プライスレスだったわ」
結城「小山さんに聞いてきます」
下館「やめろ絶対に止めろ小山が恥ずかしさで憤死するから」

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7月7日はだいたい雨:前

「あー……」
体温計を仕舞った深い深いため息を吐く。
のろのろと起き上り、救急箱から取り出したのは葛根湯。
(まさか私のほうが風邪をひくとは)
薬を水で流し込み、再びのろのろとベットへ戻って行った。

****

「……おかしい」
僕は頭を抱えていた。
いつもならしつこくうちにやってくる結城さんがうちへ来ないという異常事態。
この日が近づくと体調が悪くなるのに異常が全くないというおまけつきだ。
「そんなに心配なら行けばいいのに」
「いや、これはなんかの策略のような気も……」
「小山は結城に恨みでもあるの?」
「恨みと言うかトラウマと言うか重すぎる愛情と言うか……」
結城と面識のない宇都宮線にはいまいちよく分からないが本人が言うのならそうなのだろう。
これが古河ならまた少しは違っていたのだろうが。
「なら水戸線に聞けばいいんじゃない」

 「 そ の 手 が あ っ た か 」 

そんな訳で水戸線に電話を繋ぐと、意外な事実が判明した。
『結城さんいま風邪なんですよ、ちょっと手伝ってください』
「……ふぁっ?」




つづく

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ラキさんからの頂き物


うちの結城さんと小山さんラミカ


ラキさんちの結城と小山ラミカ


W結城小山

(全部サムネサイズになってます)
イラスト&ラミカありがとうござました!


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現実逃避的にワートリパロを考えてみた

*ワートリアニメ化で湧き上がる不安を消そうと現実逃避的に考えてみた

*ワートリ知らない人には不親切設計

*折りたたみます




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結城小山語りログ

結城小山は結城市民である私にとっては当然というか酸素のような組み合わせです。むしろ結城が小山以外に矢印向けるほうがあり得ない。
結城は黙っていれば美人でモテモテのはずなのに、小山が好きでどうしようもなく好きっというのが素敵です。さすが地元。
そんな結城を呆れてるし正直たまーに怖いとは思うけれどなんだかんだで流されてるのが小山。
結城は今のところ小山にちゃんと見て貰えているのでヤンデレません。
ただしヤンデレてもそうでなくても下舘と古河はストレスマッハです。迷惑だ。
(以上ついろぐ)

*もし結城がヤンデレたら
結城がヤンデレると確実に重篤な束縛型ヤンデレになります。
日本刀片手に周囲に危害加えだします、主な被害者は小山周辺市町村。あと自分を止めようとする下館。
今迄のは被害が下館古河に限定されていたので小山の周辺市町村はあまり結城の事を知らなさそうです。又聞き程度で「結城さんって色んな意味ですごい人なんだな」ぐらい。
それが自分たちにも被害が及ぶので強く生きて欲しいですね。


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