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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

ここは彼の夢の果て

ブレーキのついたピストでまっすぐな道を漕いでいく。
向かいからふきつける冷たい風が僕の古い記憶を目覚めさせていく。
まるで僕が彼のいる死に突き進むみたいだ。
突然携帯が大きな音を鳴らす。
『もしもし、高尾線だけど』
「・・・・・またうちに来たんですね」
『うん、よかったら一緒に食事しない?飲みでもいいけど』
「いいですけど、今ちょっと遠くに行ってるんで1時間ほど待ってもらええないと無理ですよ?」
『遠くって?』
「筑波りんりんロード・・・・って言っても分からないでしょうけど」
『具体的には?』
周囲を見渡すと二つ頭の筑波山、反対側には雨引山も見える。
雨引山の先には雨雲が見えるから引き返すのは得策だろう。
「筑波山の北のほうです」
そういえば彼は雨が嫌いだった。
雨で濡れた風情ある真壁の町は好きなくせに、雨が降ると山が見えなくなるから嫌いだといっていた。
そのたびに筑波駅で山のことを僕やバスから聞きたがった。
どれぐらい山に人が来てるのか、紅葉や桜が雨で散ってしまわないか、周辺の田畑の様子。
(彼の生きていた時間を覚えていることが僕にとっての供養なんだろうか)
『名に考え込んでるの』
「ああ、ちょっと昔のことを」
『じゃあ筑波の昔話あとで教えて、つつじヶ丘で待ってるから』
電話を切ると自転車で引き返す。
僕のいるべき場所はこの道の先や過去あるような死ではなく、筑波山や今という生だから。









実は最初に書いたやつをうっかり吹っ飛ばしたのは内緒です。
筑波鉄道と筑波登山軌道と高尾線。

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業平橋駅は3月から東京スカイツリー駅になります。

*各方面で話題のあのネタをやりたくて。


「スカイツリー開業に合わして押上駅を押上(スカイツリー前)駅にして、業平橋を東京スカイツリー駅にして、ついでにおれの東武動物公園から浅草までを東京スカイツリーラインにしちゃうよ!
あとスペーシアにカウントダウンヘッドマークも出しちゃうよ!」
「・・・・・・東武さんやりすぎじゃないんですか」
「ふふふ・・・・・ついでに駅ナンバリング導入してTS表記になるんだよ!どうせ今まで東上もTJだったぃし!」
「伊勢崎もアホの子だにゃー、どうせ俺やメトロも巻き込まれるのにねっ☆半蔵門に告げ口しちゃうぞ?」
「 だからさぁーそれはおれに死ねって言ってることじゃーねぇのか、都営の巻き添えで爆発しろ」
「しないにゃー?むしろスカイツリーと一緒に背骨が折れちゃえばいいにゃー」
「前から思ってたけどお前のその語尾すげー腹立つから直せよ」
「伊勢崎ちゃんよ、男の嫉妬は見苦しいぞっ☆」
「・・・・・・西武さん呼びましょうか」

「「ふざけんな」」


               おわれ






スカイツリーラインはあれですよね。なんともいえない気持ちにさせられますよね。お前の社運かかってるのかと。
ついでにうちの東武さんは伊勢崎線なんだよっていう設定もついでに出しておきました。

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世話焼きな彼のセリフ

1.手伝いますからもう少し頑張ってくださいよ
下妻はやさしい。
「何ですかこの書類の山」
「・・・・・終わらなかった」
「頑張って終わらせてくださいよ、手伝った上に美味しいもの作りますから」
「・・・・・うん」
そして、下妻は自分を手のひらに転がすのが上手だ。

2.俺はあんたの保護者じゃないんですけどね
「下妻、悪いけどこれ全部頼むわ☆」
「・・・・・下館、あんたも学習したらどうですか」
「だって俺名目上は学生だし」
「殴り飛ばしますよ」
「つくばは甘やかすのにー」
「甘やかしてないわっ!」

3.本当にちゃんと確認しました?
「・・・・・・つくばさん、どうしたらこんな惨劇が」
「いや、レンジで牛乳温めたら牛乳が突沸して!」
(過熱状態の時に刺激を与えると沸騰する現象、むちゃくちゃ危険)
「IHでホットミルク作れって言いましたよね?この間も同じようなことやってましたよね?」
「うん・・・・ごめん」
「まあ無事ならいいですけど」

4.まだ俺がついてないとダメそうですねあれじゃ
「東京さん、どうしてあんなにつくばさん甘やかしたんですか」
「特に甘やかしたつもりは無いのですがあんなふうに成長しちゃったんですよ」
「いい加減独り立ちさせたいです」
「なんだかいつも苦労かけてますよね」

5.馬鹿じゃないですか、あなただからです
「下妻はどうして自分の世話やくの?」
「危なっかしくて見てらんないんですよ昔から」
「ふうん」
「それにあなたが好きだからですよ」







バカップル結婚しろと思った人は拍手どうぞ。
うちの創作擬人化組で一番結婚近いのこいつらだよ。

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3/17ダイヤ改正

*相変わらず

「・・・・・・ダイヤ改正の時期でしたね」
「水戸はダイヤ改正あったっけ?」
「私みたいな単線にある訳無いでしょう」
「そうだよな」

*常磐線新型車両投入です1

小山駅
「ねえ水戸、この新型車の広告はなに?」
「ああ、うちの馬鹿弟が小山も私の利用する駅だからおいとけと」
「なにそのブラコン、ここ小山だし僕の駅だって言っといて」
「あなたも大概大宮あたりではシスコンだと聞いてますけどね」
「ねーちゃんは別」

*常磐線新型車両投入です2

水戸駅
「・・・・・・これでよし」
「水戸、おばんかたです」
「水郡ですか」
「差し入れ持って来たけど・・・・・なんで常磐の新型車の広告あんだ?」
「さあ」







今年のダイヤ改正で常磐線の新型車のPRが謎過ぎて・・・・・・。
下館より先の人間は常磐線使ったりしないのに何故そこまで新型車両押すんだって言う意味で。

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明かりをつけましょぼんぼりに

スーパーの店頭に並ぶ白酒にふと目がいくと、『ひな祭り』の文字を見つける。
(そういやこないだ陶雛の依頼来てたな)
今年は手が足りないので断ったが、毎年これくらいの時期になると焼き物の雛人形の依頼が観光課から届く。
「ひな祭りの季節だな」
「しーくんはこの時期が一番好きなのですよ」
「おまえツイッターで毎日ひな祭り情報流してるもんな」
つい最近開設された桜川市のアカウントから流されるひな祭り目的のお客さんのための情報(天気とか駐車場の混雑具合とか)のことを思い出すとやはり納得がいく。
「そうなのです!しーくんのお母さんが残してくれたものをみんなが喜んでくれて嬉しいのですよ!」
「そうだよな」
真壁と岩瀬が消えて数年の月日が経った。
それは長くもあり、短くもあったけれど桜川は明るい。
(いい加減吹っ切れるべきなんだろうかな、俺は)
長い恋煩いをしていた俺も、いい加減立ち直るときが来たんだろうか。










ひな祭りの季節です。
県内は雛人形片手に大盛り上がりするのでこの時期のお話ももっと書きたいんだぜ・・・・・・うふふ。
あと桜川のひな祭りにかける本気パネェ

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