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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

広島ダービーの憂鬱

はっきり言って調子は良くない。
強いチームとの試合が続いてまともに勝ち点をあげられず、出来ることは最善を尽くすことばかり。
「久し振りじゃのう、坂」
「……今はレッドレグリオンズですよ、マーズあにさん」
血縁関係はないけれど尊敬の念を込めてそう呼ぶようになってもうずいぶんになる。
ようやく今シーズン一勝をあげたばかりのあにさんと違い、俺の方はさっぱり勝てないのが現実だ。
「にしてもホント急に髪がふわっふわになりよって、前はもっと直毛じゃったろうに」
「チームの名称の変化なんかで容姿が多少変わるのはよくあることでしょう?」
「まあなぁ」
そうして天然パーマになった髪を軽くなぜた。
チームの変化が容姿に直接影響するとは分かっていても急に髪質が変わるというのは予想してなかったので、このふわふわの髪には正直まだ慣れていないのが本音だ。
「……憂鬱そうじゃな」
「そりゃあ憂鬱ですよ」
「なら、勝てばええ」
「はい?」
「簡単じゃろう?」
「勝てないから憂鬱なんですけどね」
「ホントになあ」
彼は親譲りの美しいかんばせを歪めて自嘲気味に笑う。
「努力をすれば愛して貰えるが、勝てなければ降格するしかない。勝てる相手には確実に勝つしかわしらに道はないんじゃ」
ラグビーは戦力と戦術がすべてだ、番狂わせなんてめったに起きるもんじゃない。(だから日本代表が南アフリカに勝ったことが奇跡だったのだ)
それでも僕らはこの競技に恋をし、その道を追うことを選んだ。
「悪いが、勝ち点は貰っていくぞ」
「……嫌ですよ」
残りたい。
たとえどれだけ負け続けていても、ここにいれば成長できると言う事は肌で感じていた。
「なら、せいぜい苦戦させとくれ」




ブルーズマーズとレッドレグリオンズ。
ちょうど今日広島ダービーだったので(結果は確認済み)

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戦友よ、俺は帰ってきた!

ぴくぶらのお題企画参戦用に書いたもの。
BLと言うかブロマンス寄りのif話です。


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蟹食うあの子

越前町がうちの台所でカニを茹でている。
「……妹よ、いったいなぜうちでカニを茹でている?」
「こっちのコンロの方が火力強くて使いやすいから」
別に越前町がほんとうの妹だとかそういう訳ではないのだが、ノリでそう呼び合うようになってもう10年以上過ぎたのでもはや定番のネタとなっている。
「ちなみにそのカニは俺の分もあるよな?」
「いちおうね、残りは全部みやまさんとか常滑さんに贈る予定だから」
「客人に贈るカニなら自分ちで茹でろや……」
溜息を洩らしつつもカニの茹でられるあの匂いは食欲をかき立てられる。


(……この匂いは冬って感じがするよなあ)

カニ漁が解禁され、あちこちで越前ガニの看板が立つこの季節は、嫌いじゃあない。
「味見用のカニが茹で上がった!食べよう!」
越前焼の大皿いっぱいの大きな大ぶりの越前ガニが、どんと突き出された。
「いただきます」



越前ガニの解禁日だよ!

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中断期間だけど忙しくないとは言ってない

また小ネタです


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ある秋の朝にて

まだ朝早い午前五時過ぎの母子島遊水池にはちらちらと人出があった。
「……さっむ」
ぼやきつつも筑西を折りたたみ椅子に座らせて、持って来た熱いお茶を飲む。
「下館市さん」
声をかけてきたのは顔見知りのオヤジだ。
その手元には立派なカメラがぶら下がっており、なるほど相当気合を入れてきたらしい。
「筑西市さんも連れて来たんですか?」
「いちおうな」
そう言えばと思い出して鞄から紙袋を一つ取り出す。
「焼き栗食うか?」
「いただきます」
笠間から貰った栗を昨晩火にかけておいたのだがこれがなかなか美味いのである。
腐っても栗の名産地とでも言おうか。味も良い。
くだらない話をするうちに空が明るくなって来たので、顔見知りのオヤジは隣で三脚を組み立て始める。
(そろそろだな)
隣で眠っている筑西を揺り起こし、スマートフォンのカメラを準備しておく。
「筑西、」
「ふぁい?」
「お茶でも飲んどけ」
目覚めのお茶を一口飲ませれば眼が冴えたらしく、目がしゃっきりしている。
だんだんと朝焼けのオレンジが遊水地の上空に覆いかぶさっていく。
「筑西、もう少しだ」
朝の寒さに白む息の奥で、筑波峰の上にオレンジの火の玉がポンと乗っかっていく。
ダイヤモンド筑波がそこに完成する。
そして目の前の池も、波ひとつ立てずにその姿を鏡のように映している。
「……きれいです」
「だろ?」
まったく、朝早くから起きた甲斐があるというものだ。



下館と筑西。
この間ついったの公式垢が自慢げに動画上げてたのでつい。

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