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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

花嫁さんは船で行く

「嫁入り船、綺麗だねえ」
鹿島がふと足を止めて呟く。
思案橋の上は人であふれ返りそうになっているが、誰もが船の上に座る花嫁に目を凝らしていた。
拍手と「おめでとう」という声がそっちこっちから聞こえている。
ぼんやりと綺麗だなあ、と思う。
「あれ潮来だけど」
「え?」
神栖が呆れたように言葉をこぼす。
「ちょうど今日は花嫁さんがいないんだと、そういう時は潮来が引き受けてるらしい」
「んじゃあ旦那さん役って」
「香取が毎回引き受けてるらしい」
なんとなく、いいなぁと感じている自分に気付く。
(……ん?)
香取が潮来に思いを寄せているのは知っているし、別にそれ自体を疎ましく思った記憶はない。
嫉妬、ではないとしたら。
「潮来は僕とセット、みたいな意識があったのかな」
どっちかと言えば神栖とセットのような気がする。
東国三社だし、工業地帯を共有してるし、陸続きじゃないし。
「潮来は3人でセットだろ」
「だよね」
あれー?と首をかしげつつ、とりあえず作業を続けることにした。








BLっぽくなったけど鹿島潮来はBLではない!と力強く主張しておく。
潮来と香取はくっつく予定はないし、あんまり潮来と香取について書く予定はないです。いまのところ。3人で1つな鹿行端っこ組って感じです。

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入梅の季節

6月。
その日、笠間は不機嫌だった。
「……なんでそんなんなんだよ」
「下館、逆に聞くがお前はこれだけの量の梅をどうやって消費すると思うんだ?」
笠間の不機嫌の原因、それは大量の梅だった。

入梅の季節

梅雨、と漢字で書くように6月は梅の季節だ……という事はかつて山川から教わったことだ。
そして今、俺は笠間によって梅のヘタとりとしていた。
「笠間ぁーごはーん!」
「師匠、お裾分けに来ました!」
悠長な声を出してやって来たのは美里と益子。
……あれ?と思って笠間に聞いてみる。
「笠間って益子と仲良かったっけ」
「まあ、一応あいつのところの焼き物の祖先みたいなもんだしな」
「でー師匠、ちょうど枝豆の時期じゃないですか。なんで枝豆と完熟う「梅はもう要らねぇぞ」
笠間の厳しいツッコミに弟子が凹んでいた。
ちなみに美里がこっそり枝豆盗んでるんだけどそれに対してはツッコミ入れないのな、笠間って。
まあかといって言い返すのも面倒なのでただただヘタとりに勤しむことにした。
「枝豆は貰っておくが梅は栃木勢にでも配ってやってくれ、あと美里は去年の残りの梅干し分けてやるから梅の加工手伝え。あと枝豆食うな」
「えっ」
「……はぁい」

***

笠間に梅ジュースと引き換えに大量の梅の水洗いを命令され、俺は益子とともに梅の水洗いに徹していた。
「下舘はうちの師匠に興味がおありで?」
「……は?」
「いや、普段真館線(注:真岡鉄道の昔の名前)から聞いている印象とだいぶ違うなぁと」
「で?」
自分でも分かるぐらいに露骨に不機嫌な声が出る。
水洗いした梅を軽く水拭きしてバケツに入れる、この辺のは後で梅干しにするらしい。
「うちの師匠を恋い慕っているのであれは師匠はあげません、という事です」
「……ねーよ」
いやどう見たらそう見えるんだ。
確かになんだかんだで笠間の家には入り浸っているが、そう言う感情ではない。たぶん。
水拭きした梅がバケツ一杯になるころ、笠間が昼飯出来たぞと言う声が響いた。








と言う訳で新登場(?)益子さんです。
この二人は外からは仲悪そうに見えて実はそうでもないイメージ。

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常陸国は忙しい

2013年、今年は重要な年である。
水「わざわざつくばや鹿島まで呼び出した理由、分かってるよね」
行「でもかすみがうらいないよー?」
鹿「突っ込んだら負けだよ」
那「なんでそう言う事言っちゃうんですか」
高「でもこのメンバーで集まるのって珍しいですよね」
水「でしょ?」
つ「と言うかこういう時以外水戸に来る機会ないけどねー」
鹿「それ水戸には禁句だよ」
水「高萩、いま花貫の石灰石ある?」
高「ありませんよ!」
行「弐湖はなにすればいいー?」
鹿「そろそろ会議はじめません?」
水「そうだね、つくばはあとでタコ殴りにすればいいし。と言う訳で、

常陸国風土記編纂1300年祭会議、はじめるよ」




おわれ





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良い季節になりました

かさまにぃに内緒でお出かけしたのは、笠間稲荷でした。
「しーくんはずっと筑西に見せたかったのですよ!」
毎年笠間にぃと見ていた藤は、今年も綺麗に咲き誇っている。
「綺麗だね!」
「そうなのですよ、しーくんちの桜や街並みと同じくらい綺麗なのです!」
笠間のお稲荷さんに、しーくんは毎年ご報告をする。
しーくんはこんなにも大きくなったのですよ!
(桜川と筑西/笠間の藤)

***

この季節になるとテレビに盛んに取り上げられる光景がある。
「ひたちなかはこの時期だけ良く取り上げられるよねぇ」
「……それ本人に言ったら泣く」
ネモフィラの青に染まった丘は吸い込まれそうなほどに青く、美しい。
昨日200万人を突破したというけれど、この青にきっとみんな吸い寄せられてしまうのだろう。
「日立、ネモフィラ見に行こうか。3人で」
思い付きの提案に日立はただ黙ってうなずいた。
(水戸と日立/ネモフィラ)

***

そばの花と言うと白のイメージがあるが、うちのは赤い。
「……そばの花はこんなんじゃないじゃないですか」
「高萩が気にすることじゃァねぇさ」
最近お互いゴタゴタが絶えないせいか、こうやって花を見て癒されたいのだ。
イチゴのろうそく、という名前の花と白い花が心地よく揺れる。
この心地よい光景がずっと残ることを、祈る。
(日立太田と高萩/ストロベリーキャンドル)

***

5月になると町はにわかに活気づく。
それはきっと、今年も綺麗なあやめが咲くからだろう。
「いーたこー!手伝いに来たよ」
「ああ、わざわざすいませんねぇ。神栖さんまで借り出して」
「この時期はみんな楽しみにしてるもの」
「今年は色々と忙しくなりそうだし、協力して当然だろ」
二人の笑顔が心地よい。
(あとで香取さんにもお茶をお出ししたほうが良さそうですね)
今年も、アヤメの季節がやってくる。
(潮来と鹿島と神栖/アヤメ)



おいでよ、







初夏の茨城のあっちこっちでわきゃわきゃする市町村っこでした。
ちなみに筑西桜川はあとで笠間と下舘に怒られます。当然ですね。
あと文字の色変え、めんどかったです。

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鹿島あれこれ

と言う訳で今季の鹿島は(悪い)話題が盛りだくさんですね!
鹿島「嫌味か」
神栖「どう聞いても嫌味だな」
銚子「中の人は大宮サポだからな」
鹿島「ついでになんで銚子もいるわけ?」
銚子「千葉にも意外と鹿島サポいるからな」
まあ、まずは今のアントラーズの順位については?
鹿島「……鳥栖への呪いが効いたね!」
自分とこのチームの順位には触れないんですね
神栖「それを言うなら作者と大宮もな」
大宮「今季J最多の20連勝成し遂げて好調の大宮が来ましたけど何か」
3人「「「帰れ」」」
神栖「個人的な意見として『これで鹿島に勝てる』みたいな声ちらほら聴くけどあれなに」
鹿島は常勝軍団だからねー。Jにおいての最強チームとして扱われてる部分はあると思うよ。
だから大宮サポから比較対象にされてるってことだからいい事と私は解釈してる。
鹿島「それなら許す」
神栖「許すんだ」
鹿島「これで許さなかったら罰が当たるよ」

***

それともう一つ、チームの2年連続赤字に関して。
鹿島「まーた触れて欲しくない場所を」
神栖「どれもこれもすべて震災のせい」
銚子(丸投げしたな)
鹿島「というかそれのせいだよ7割ぐらいは」
……去年の順位は考えないほうが良い、と
鹿島「やっと5位だしね」
神栖「まあ妥協できる範囲」
そうですか




鹿島「でも20周年の優勝は渡さないよ!」





管理人は大宮サポなので大宮の好調にわーきゃー言ってたら鹿島がだいぶ調子取り戻してきてびっくらこきました。
そして2年連続赤字……頑張れよ!

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