忍者ブログ

コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

鉄道写真ごちゃっと

今年1月に撮影した新幹線の写真たちをざっくり。
すべて東京駅で撮影したものです。


700系さん。


n700系


手前が700系、奥がn700系
こうやって見比べると結構700系可愛いですね。


n700のマーク。
こういうの撮影するの好きなんです、ロゴマーク萌えというか。


700系ロゴ


東海道新幹線を作った国鉄総裁・十河さんの石碑。


無意味な拡大。

数が多いのでちょっと続きます。

拍手

PR

結城紬と愛しさと

「結城さん、ちょっっとよろしいですか」
「どうかしましたか?」
「……結城紬は僕らの共有財産ですよね?」
髄分と真剣なまなざしでそんなことを聞くのでごく普通に答える。
「ええ、だってそういう約束ですし一部の工程は小山で行っていますしねえ」
「なのに何故あなたは結城紬の歌なんて作っちゃうんですか!」
「だって知名度上がらなきゃ意味ないでしょう?」
「そうですけど」
「大丈夫ですよ、いい曲に仕上がってますから」
そうやって微笑んでみる。
「……もうどうにでもなれ」
彼は何も言えないような顔をして静かにうなだれるだけだった。








拍手

中核都市になりたくて

「……つくばさん」
「うん?」
「土浦さんとの併合案、まだ消えてなかったんですね。」
「だって実現化しなかっただけだもの、言うだけならタダだし」
「まあ土浦さんもそんな気サラサラなさそうですしねえ」
「だって僕は中核都市になりたいだけだし」
「……そう言う本音を言いすぎるところ、嫌われますよ」
「そう?」










つくばの市長が土浦と併合する理由が「中核都市になりたい」だった件について。

拍手

開幕戦翌日

ある日の鹿島さんち。
アントラーズユニの鹿島がとてもいい笑顔で立っていた。
「あれ、鹿島何もってんの?」
「塩だよ」
「うん、塩の壺だってことぐらいは俺も分かってる」
「とりあえず水戸と鳥栖方面に塩撒こうと思って」
だからどいて?という鹿島の目は黒く淀んでいた。
怒りをはらんだその眼は、絶対に近づきたくない目だった。
「水戸をJ1に昇格させないぞー、ついでに鳥栖も降格しちまえー」
「プレシーズンマッチの引き分けの事?」
「あれは屈辱だよねー、ふざけてるよねー」
鬼は外ー、と言いながら塩をまく。
その掛け声だと豆まきだ。
「……昨日の鹿島の負けは多分誰も悪くない」
「知ってる」
そう言いながらも鹿島の塩をまく手は止まっていなかった。









お雛様の日に塩をまく鹿島でした。

拍手

さよなら、ウララ

ぼんやりと眺めていたのは、かつての誇りだった場所。
数日前まで、商都・土浦の代表格だった場所。
「こんなところで何してんだよ」
「常磐……」
「かすみがうらたちが心配してんぞ、ここ数日家から出てきてないって」
「別に、飢え死にしかけたら阿見がご飯持ってくるし……」
「お前それなんていうか知ってるか、自殺行為っつーんだぞ。米食え米」
押し付けられたコンビニお握りは冷たいので押し返そうとしたら、思ったよりも力が出なかった。

さよなら、ウララ

かつて、土浦は巨大商業都市だった。
県南を代表する茨城であり、江戸から続く醤油産地であり、水運の要。
こんなに変わったのはいつからだっただろう。

昭和の中ごろに差し掛かり、国主導で学園都市・つくばが生まれた。
市でお金を出してつくばに向かう道を作り、研究所や大学が都内から移転して人の流れが生まれた。
そしてつくばは大きな成長と発展を遂げた。
彼は筑波町の血を引き、新しい街へと生まれ変わる。
その時に県南は二つ柱となり、お互い共存共栄できると信じていた。
しかしつくばに人も金もすべて吸い取られた。
気づけば何もなくなっていた。
かつての栄光を残す古い建物と駅前のウララだけが残っていた。

「おーい」
「……あ」
「一瞬死んだのかと思った」
「町が息絶えるのは、人が消えた時だよ」
もうすぐ消えてしまうのだろうかと不安になる。
最後に残されたウララは、ついに昨日閉店してしまった。
この街に残されていくのは空っぽの箱ばかり。
「町が息絶えたら、鉄道も死ぬよ」
商都土浦はもうここには無い。
あるのはただ空っぽの箱ばかり。








ウララ閉店と聞いて土浦駅の駅弁やさんの廃業の続き土浦の衰退が……と思う私です。

拍手

バーコード

カウンター

忍者アナライズ