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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

お祝いは次元の壁を越えられるのか

ある日の大洗駅。
まだ人の少ない大洗駅に一枚の看板が設置されようとしていた。
「看板もう少し右?」
「うん、右なんだぜ」
「……何してんの?」
「兄さん!」
「あ、鹿島臨海兄なんだぜ」
足を止めて看板を見上げる。
「祝・県立大洗女子全国優勝……って、これ次元が違うよね」
大洗女子ってガール/ズ&パ/ンツ/ァーの主人公たちが所属している学校名だし、そもそも茨城に県立の女子高はない。
ガルパン列車はともかく、まさかここまで乗り気とは思わなかった。(大洗が)
「お祝いごと二次元は関係ないと思うんだぜ?」
「……兄として先行きが心配なんだけど」
「町としてはお客さんが増えることはよいことだから気にしないんだぜ!というかガルパン列車の言いだしっぺってたしか兄じゃなかったんだぜ?」
「だからってこんな指示はしてない」
そうして大洗駅の模型にもきっちり大洗女子の全国制覇の看板がつけられたのはまた別の話。



ネタ元→https://twitter.com/oowarai/status/318155093964886017/photo/1





鹿島臨海さんはガルパンに対して本気過ぎて困る。

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不調と不機嫌

「……もうやだ仕事しない」
ここ数日鹿島が出てこないという連絡を受けて自宅に行くと、鹿島が布にくるまっていた。
原因?そんなものJリーグの情報を配信しているサイト見ればすぐにわかる。
今シーズン一度も勝利を挙げていない我らのアントラーズのせいだ。
「は・た・ら・け!」
一文字ずつ丁寧に区切りながら鹿島の布を引っぺがしていく。
しかしそれすら逃げて、机の下に潜り込む。
「もうやだ今季どころか15連敗なんて恥だ!アントラーズの勝利を見るまでひきこもる!」
「冷静になれそして生きろつか仕事しろアントラーズ狂め!」
「チームの不調は僕の不調!神栖はほっといて!」
「アントラーズはうちのチームでもあるけど仕事はしろ」
「もうやだ今季鹿島が降格したら水戸が永遠に昇格しない呪いかけてやる!」
「水戸はみじんも関係ないだろ」
というかそれ聞いたら水戸が泣くぞ。
なにせ水戸はJ2最大のベテランなのにいまだに昇格したことが無いわけだし、それはどう考えても水戸が泣く。
茨城ダービーでの勝利のあの喜びようは大洗から聞かされたがあれは相当不気味だったらしい。
「水戸には鹿島のオフィシャルグッツのお店あるし!」
「……これ以上笠松から客奪うのやめとけ」
「ついでに今年は磐田も降格するだろうからいい気味だけど!」
「前田に謝れ」
デスゴール一切関係ないだろこの文脈だと、そしてお前は磐田に恨みでもあるのか。
むしろあれか、アントラーズ不調だからその不機嫌をぶつけられればどこでもいいのか。
「いいじゃん降格処刑人」
「デスゴール報道は自粛しろって何度も言われてるぞ、そしてお前はいつになったら行くんだ」
「アントラーズの調子が上向いたら」
「……勝手にしろ」









今期のアントラーズ不調は鹿島が不機嫌だろうなあ、という妄想。

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ドーナッツ下さい

「ねぇ下妻、ドーナッツ食べたい」
「……藪から棒になんですか」
ひとの膝枕で寝転がる相手にため息をつきつつ、軽く髪を指で梳いた。
良いもの食べてるせいで無駄に髪質もいいから触り心地もいい。
「ほら、最近ドーナツ食べてないから」
「なんでそうなるんだか」
「んー、色んな人に愛想ふりまくの大変なんだよ」
ちょっと腹が立ったので思い切りデコピンを食らわせてやった。
(その愛想ふりまく相手が天下の首都様であるあなたに言われたくないですよ)
ほかの地方自治体のような苦境とは無縁のボンボンなのでなおさら。
「……酷い」
「酷くない酷くない」
「こんな風に甘えるのは、下妻だけだよ」
「知ってますよ」
だから、こっちは文句ひとつ言えなくなってしまうんだ。







下妻はつくばの甘えに弱いけど、つくばは下妻にしかまえないんだよって話。
このあと下妻はつくばにドーナッツ手作りします。

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みとちゃん、はぎまろ。

「なんかみとちゃんとはぎまろが良い雰囲気だよねえ……」
「何、水戸は不満でもあるの?」
「北茨城」
「いや、俺の可愛いみとちゃんがはぎまろにけがされるのは嫌だなあって……」
「水戸さん、あんたはぎまろをなんだと思ってるんですか」
「みとちゃんとはお友達からにしてよね!」
「……殴りますよ」






みとちゃんとはぎまろが初デートをしたと聞いて

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明日へ。

それは唐突な電話だった。
『パーティーしよう、全員地元の食品1つは持ち寄ること』
「……水戸殿、それはいきなりでありますね」
『いいでしょ、別に』
反論も言わせず電話を切った。

明日へ。

会場は水戸さんち。
「……ったく、いきなり呼び出すかねお前は」
「笠間は黙っててよ」
「水戸殿、」
そうやって声をかけると、遠くからあんこう鍋の匂いがした。
匂いの方向には北茨城・大洗・日立という珍しい取り合わせがいた。
「ひたちなかは何もって来たの?」
「寒ヒラメでありますが、兄上たちは?」
箱からおおぶりのヒラメを取り出して、自前の包丁を置いた。
「あの三人はアンコウ食べ納めだからって同じ奴持ってきたから」
「……北茨城と日立と大洗は作り方バラバラでありますが」
「いいのいいの、じゃんけんで北茨城方式になったから」
果たしてそれでいいんだろうかと思いつつ、ヒラメを裁き始めた。

***

今日は珍しく茨城県勢が揃う。
テーブルにはたくさんの食材が並びだす。
土浦の魚、桜川のすいとん、つくばのブルーベリーチーズケーキ、古河の甘露煮。
「取手殿、珍しいですね」
「うちにいてもテレビを見るぐらいしかすることなくて気持ちがふさぎ込んでしまうだけですから」
そうやって苦笑いしながらそれもそうかと思う。
今日は、3月11日。
あの日から2年が過ぎたのだと知らせる番組ばかりが放送される。
「ええ」
「明日へ向かわないと心が持ちませんよ、あと一切れ貰いますね」
「え」
一切れつまみ食いした相手は子どものように笑っていた。







震災から2年。茨城は元気です。

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