ある日の友部駅。
「……不発弾、見つかったそうですねぇ」
「というわけで23日の一部列車は運休な」
常磐から手渡された紙を受け取る。
軽くため息をこぼして懐にしまいこんで水戸が呟く。
「ええ、それは承知の上ですよ」
「じゃあ何でその話を振ったんだよ」
「……人を呪わば穴二つ、というところですかねぇ。
こっちは窓ガラスが割れて遅延して、あなたは不発弾処理に追われて」
「別に呪ってないからな」
「こんな年末のくそ忙しいときに誰がこんなことやるんですかねぇ」
「そうだな」
別に呪った記憶も無いのに災難に巻き込まれる友部駅組の話でした。
お前ら本当に大丈夫なの・・・・・?ちょっとお払い受けてきたほうが良いんじゃないの・・・・・?と思ったのは私だけでしょうか。