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コーギーとお昼寝

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ある若者が娘に恋をした

ぐずぐずと悪い天候が記憶の奥で泣き叫ぶ。
「・・・・・結城、そっちに行っていいか」
「遠慮します。またあの日のことを思い出したんですか?」
「そうだよ、消えてくれねぇんだ」
頭の中で浮かんでは消える慰めの声。
同時に流れるクラシックの悲惨なこと!
Ein Jüngling liebt ein Mädchen,
(ある若者が娘に恋をしたが、)
Die hat einen andern erwählt;
(その娘は別の男を選んだ。)
Der andre liebt eine andre,
(だがその男は別の娘を愛し、)
Und hat sich mit dieser vermählt.
(結婚してしまった。)

止めに行くべきだろうか、と一度思うがどうしようもないと思い諦める。
「あなたもまぁ大きな思い出を背負ってしまったものですね、気持ちは分からなくもありませんが。」
「そうだよ、とりあえず今から酒もってそっち行くわ」
失恋を未だに引きずる三十路に呆れつつも、ぼんやりとつづきに耳を傾ける。
Das Mädchen nimmt aus Ärger
(件の娘は腹を立て)
Den ersten besten Mann,
(手近な男を選んだ)
Der ihr in den Weg gelaufen;
(そいつはばったり出くわしただけの男だ。)
Der Jüngling ist übel dran.
(あの若者の惨めなこと。)

「まったく・・・・いい加減止めて欲しいところですね。」
この曲の若者に比べればまともな失恋だと言うのに、と呟きながらもつまみの準備を始めた。















                         おわり
はた迷惑だなぁと思いながらもついつい同情してつまみの準備をする結城と、真壁さんが忘れられないおっさ、もとい笠間のお話。

一応、下笠ルートも私の中にあるけど無理すぎた。
何故ならネタが無い。orz

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君が好き!

「・・・・・・東京、ちょっといい?」
「なんでぇこの弟が!」
イライラ気分のニコチン中毒、それが東京。
そしてぐずぐず気分のちみっこいのがつくば。

時々あるこの奇妙な組み合わせのお話。

君が好き!

「下妻がさ、何か最近避けるんだよおおおおおお!イオ/ンのセール時期じゃないしイベントなんてせいぜいハロウィンぐらいだし!」
まあ随分とわめくものですねえ、東京さんや。
「あんたは黙ってろ」
粋でいなせにも聞こえなくはない江戸弁で返されると反抗のしようもない。
「下妻最近鼻歌多いし、なんか妙に機嫌いいしでもそれが十分可愛く見えて死にそうだし結論が下妻可愛いで終わる脳味噌が恨めしいんだよおおおおおお!」
「・・・・・・・・あのさぁ、下妻が忙しいのってこれじゃないのか?」
そう言った東京さんの手には土屋ア○ナ下妻でのイベントの広告。
「なるほど、ありがと東京にぃ!」
そして清清しい顔で帰っていくつくば。
「なぁ、なんであいつ騒がしいのに嫌いになれないんだろうかねぇ」
弟だからじゃないんですか?
「・・・・・・そういうもんか。」
そして東京さんはため息をついた。








                     おわり
弟・つくばに振り回される東京にぃのお話。
基本的に弟馬鹿で身内と関東は江戸弁で済ませ、関東以外は標準語と言う謎の人。
日の本一の苦労人であり、京都や自分の上司、つくばに振り回させる可哀想な人。
てぇやんでぃとかは言うけど、よく分からない方言orz





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そうだ、仲間に会いに行こう。

「あれ・・・・・・つくばさん、背後にいるのは?」

ある日呼び出しを受けて下妻はつくばの家へ。

つくばの背後にいるのはこの地域に珍しい黄金色の髪の毛をした10歳くらいの男の子。
「ああ、TXだよ。いつも東京のところにいるから面識ないんだっけ。」
「てぃーえっくす?」
下妻は首を傾げる、まあごく当たり前なのですが。
「あ、常磐新線だよ!TX、挨拶しな」
「・・・グーテンダグ、TX・・・・・です。」
「あ、えっとはじめまして。常磐新線さん。」
常磐新線、と呼ばれると首をかしげてTXはこう聞いたのです。
「・・・・・・なんでみんな、ICHを『常磐新線』って呼ぶの?」
「え?だって常磐線と同じルートじゃないですか。もともと常磐線の混雑を減らす為って聞いてますけど・・・・・」
「しもつま、常磐線って誰?」
「つ、つくばさん、常磐新線さんってまだ常磐線さんと会ってないんですか!」
「うん、そうなんだよね・・・・・・だから下妻にも付き合ってもらおうと思って。自分も水戸とかあんまり慣れてないって言うのもあるんだけどね☆」
(駄目だこの人らどうにかしないと・・・・・・)
そんなわけで、つくばと常磐新線の仲間と会う旅に出かけたのです。

*                             *

「あ、結城いた!」
「おや・・・・・・つくば。どうしたのですか?」
「水戸線いるよね?TXつれて来たんだけど。」
「ああ、昨日仰っていましたね・・・・・・。これから皆さんに出すアイスでも買いに行こうと思っていたんですよ。下妻もいるなら尚更です。」
「あ、僕はお茶菓子要らないんで大丈夫ですよ。」
「おやおや、それならお言葉に甘えて飲み物だけにしましょう。水戸線は奥で本を読んでいますから・・・・・。」
「ありがとうね、お邪魔します。」
結城の蔵を改造した家の奥には小さな小部屋。
そこに水戸線がいるらしいので、TXは部屋の外で待機してもらい話をつけた。
部屋の隅のベッドの上には太い眉毛の下妻と同じくらいの年の青年がいた。
「あ、水戸線さん・・・・・?」
「誰?」
「し、下妻ですよ!つくばさんがあなたに用事があるって・・・・・」
「・・・・・・つくばが何が用?」
「水戸線の弟つれてきたんだよ、まだ紹介してないなって思って。」
「別にいい。」
「水戸線、どういうことさ!」
「・・・・・・あの子はどういう理由であれ主に見捨てられた子だ。がきに現実は無用だ。」
「あのさ、自分はそう言うことを教えるためにつれて来た訳じゃない。ただ挨拶させに来ただけだ。」
「そう・・・・・ならしょうがないね。部屋に入れなよ。」
ドアを開けてTXを入れる。
「眉毛太い。」
小さく、だが明らかに聞こえる声が響く。
「TXそう言うのは言っちゃ駄目だよ。」
「・・・・・・言われ慣れた、昔下妻にも言われたしな。」
「それ言わないでくださいよ・・・・・・」
「事実は事実。・・・・・・お前が、我輩と常磐の弟か。」
「ICHは、TX・・・・・あなたは?」
「我輩は水戸線だ、お前よりも、つくばよりも長く生きている。」
「・・・・・・『長老』って奴?」
「餓鬼の癖に良く知っておるな、その通りだ。間違ってもお前のもう一人の兄の常磐線のように我輩を下に見るでないぞ。いいな?」
「・・・・・ja(はい)」
そう、恭しく敬礼をして水戸線を兄と受け入れた。

*             *

「ああ、常磐線の阿呆と水郡線はもうすぐ来るぞ。我輩と酒盛りがしたいといっていた。」
ため息をつき、呆れたようにそういった。
「あ、じゃあ自分らも参加していいかな?TXつきで。」
「我輩は構わないぞ、わげし(若い衆)が増えるのはよいことだ。」

ピンポーン

「・・・・・あっさりきおったな、あやつらは。」
「水戸ー、酒盛りしに来たぞー!」
遠くから常磐線を怒る結城の声がする。
「そういえば僕、水郡線さんとお会いしたこと無いんですよね・・・」
「しょうがなかろう、あやつはいつも日立や水戸と遊んでおる。この近辺は遠いから寄り付かん。」
「あれー?この子見かねけど誰っこ?」
いまいち耳慣れない東北弁を話す年齢不詳の子が、水郡線。
「そんな事気にするより酒盛りやっぞ!」
なんとも騒がしいのが常磐線。
「おい、常磐線こやつはお前の弟だぞ。」
「・・・・・・ICH、TX。」
「へえー、あの常磐のしゃっでぃかい。常磐に似ずいい男っこだねぇ」
「ホントかぁ?確かに欧米風だけど水戸ににてるしなぁ・・・・・?」
「つくばが言うなら事実だと思うぞ。こやつはつくばに育てられたらしいからな。ああ、二人とも自己紹介しろ。」
「へーへー、俺は常磐線だ。お前の兄貴分みたいなもんだな。」
「僕は水郡線な、よろしくたのむげな。」
「・・・・・・よろしく。」
「まあ、こんなところだろう。飲むとしよう。」
「「おお!」」
そして夜は更けていくのでした・・・・・。






               おわり




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ある日の古河。

「・・・・・・五霞なんて合併すればいいのに。」
こんばんわ、大宮です。
「来て早々鬱発言やめていただけません?宇都宮線封鎖しますよ。」
「Яはここに泊まるからいいよ。小山が困ろうがどうでもいいし。」
そんな調子の古河さんを適度にスルーしてお届けしようと思います。

ある日の古河

カットスイカを食べつつ様子を眺めてみましょう。
「何でみんなЯと五霞を間違えるかな・・・・・一度は水戸と喧嘩して家出したくせに。」
どうやら五霞さんに間違われたのが不満の原因のようです。」
「別に良いじゃないですか、どちらも良い人ですし。」
「いや、良くないよ。何で未だにあの尻尾野朗いるの?そしてみんな言い間違えるの?どう見ても埼玉だし、ちっちゃいし、自由気まますぎて付いていけないし。」
ぶつぶつと人のベッドの上に寝そべって愚痴モード。
・・・・・・僕の寝床はいずこへ?
「まあまあ、誰も栃木県古河市なんて言いませんから、ね?スイカ食べて機嫌直しましょうよ!」
本音を言おう、僕の寝床返して!
「・・・・・・・・大宮が」
「はい?」
「明日映画見に言ってくれるなら良い、つまりは・・・・・・デート。」
「別に構いませんよ?」
デート、と言う表現はこの際スルーしよう。
だから僕の寝床を返してください。

*                         *

結局僕は寝床を取り返す事ができず、一緒に寝る羽目になったとさ。
(・・・・・・暑苦しい。)




               おわり




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