「しーもつまっ!」
クリスマスの朝、サンタクロース衣装のつくばさんがやってきた。
「朝からハイテンションですね・・・・・」
「だってさー、今日は聖夜だもの」
甘い恋の祝福があってもいいかなって、と寝起きの僕に囁きかける。
「突然来たからプレゼントなんてありませんけど料理ぐらいなら作りますけど・・・・・?」
「いーのいーの、今日はデートしたいなって」
はいはい分かりました、どうせ僕は押し切られるポジションですよ・・・・・。
「よし、じゃあ今日は自分が作るから!」
「・・・・・・え」
今日の僕の運命は振り回された挙句にとんでもないものを食す事が決定してるようだった。
「いざ、イオンへっ!」
下妻の運命や如何に・・・
おまけ:つくばがクリスマスディナーを作ったよ!
「今日の夕食はチーズフォンドゥとケーキと七面鳥!」
一品一品をあまり大きくない食卓に並べると残り面積が小さくなって行く。
「しかもワインとシャンパンとチーズって乗っかるんですか?」
「へーきへーき、シャンパンは冷蔵庫だから!」
(この人妙なところで計画性無いよな・・・・・)
明らかにワインボトルとグラスが乗っかる余裕はないように見えるが、仕方ないと諦めた。
「じゃ、いただきます」
チーズフォンドゥの味はまっとうだった。
他のものもそうである事を祈ってたべすすめることにした