*筑波高速度生存前提のパラレルです。あくまでもifのお話。
京成が筑波高速度を買収。
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京成上野線の上野~青砥開業後、青砥~筑波間は計画凍結される。
本人はこの間睡眠中。
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京成請地駅・東武請地駅開業で東武京成がやっと仲直り。
この辺の融和ムードでくっつく。
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戦後の筑波学園都市計画の浮上により青砥~つくば間が開業決定。
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このときまたも筑波高速度の買収劇と同じようなことが起きかけるが、私鉄として独立することを希望したため資本提供のみ受けることに。
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TXの併走線として京成と東武資本が注入された私鉄として開業
*作中内では
TX→JRつくば線(乗り入れなし)
筑波高速度→東京つくば鉄道つくば線(JR山手線と乗り入れ)
となります。
*そして京成東武で日光→筑波高速度です。注意してね!
なにせ彼女のホームは特別扱いだった。
青砥から先は完全に彼女の領域で、上野も彼女が実質管轄していた。
「本線さん」
「やっほ」
「最近ぜんぜん上野に来ないから心配しましたよ、たまには上野にも来てくださいよ」
「だってつくばったら山手ばっかり構うんだもん」
「山手さんは根岸さんに構って貰えなくて拗ねてるだけですよ」
ふふふ、と笑う表情は俺がつくばのことを好きだったときと何一つ変わらない。
だけど俺には大切な人が出来てしまった。
意地っ張りで素直じゃない、でも一人の人を好きになると一途な上州弁が。
「それに本線さんだって押上に放置したままじゃないですか」
「・・・・・・たまに思うけど、つくばは一人の人に恋したりしないの?」
「もう一人のつくばとあなたと東武さんで手一杯ですよ、相変わらず日光さんから好かれてないし」
それはたぶん日光がつくばのこと意識し過ぎてるだけでしょ、と思わなくは無いけど言わないことにした。
「恋すればいいのに」
「確かに本線さんが幸せなのを見てると、悪くは無いなって思うんですけどね」
京成上野の窓から見えた空は、あの日と何一つ変わらない。
あの日からずっと続いている青い空だ。
おわり
もし筑波が生きてたらというお話でした。パラレルなので好きなようにしました、日光筑波高速度とか伊勢崎筑波高速度よりさらに誰得。
でも実はありそうなんだよね、日光筑波。