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コーギーとお昼寝

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似たり寄ったり

日が暮れて肌寒くなったスタジアムにはもう一部のスタッフしかおらず、撤収作業が始まっている。
「シャイニングアークス」
「はい?」
「今日はありがとうございました、よかったらどうぞ」
差し出された豚汁と箸を受け取ればほんのりとちょうどいい暖かさと味噌汁の香りが心を和ませる。
これは冷たくなる前に食べてしまうのが礼儀だろう。
「いただきます」
ずっと口を付けた味噌汁からは馴染みのある優しい味がする。
「……正直今日の試合内容のせいであなたの事ちょっと嫌いになりそうなんですが」
「えっ」
「だって、本当ならトライになってたものを何度邪魔されたことか」
グラウンディング(※トライの際にボールを地面につける行為、これをしないと得点が認められない)を幾度となく阻止されたし逆転勝利は立ち消えになるし、なかなかやっていてキーッ!と歯噛みしたくなるような試合だった。
「それはそうですが……」
「けれども全力でぶつかってきてくれた証拠でもありますしね、この豚汁に免じて許します」
ダイナボアーズは納得いくようないかないような、不服そうな表情をしながら「はあ」と呟いた。
「次は勝ち点を倍返しにしていただいていきますから」
「いえ、次はちゃんと勝ち点を頂いていきます」
ごちそうさまでしたと豚汁の容器を返すと片付けも終わりだ。

「次は私のホームでお会いしましょうね」




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シャイニングアークスとダイナボアーズ

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