「そう言えばワンダーグーとカスミって似てますよね」
つくばの家のサンルームでは猫たち(=企業)の会議が行われている。
「あの二人は親子だからね、石岡は良く分かってると思うけど。」
「それは初耳です・・・・」
どっちも三毛猫だもんなぁ、と呟きながら下妻はチーズを食べていた。
「下妻」
足元からふいに声がした
「カスミ?」
「チーズをひとつもらえますこと?」
「はい、親子で仲良くね」
チーズを1ピース渡せばぺりぺりと器用に向いた。
「カスミは器用だねぇ・・・・・」
「下妻もけっこう器用だよ」
この猫たちの会議には出てこない猫も何匹かいる。
例えば日立は今日不参加だ。
あと・・・・・
「ワンダーグー!」
ドアをつき破ってケーズが来た。
「・・・・ケーズ?」
親子でチーズを齧っていたワンダーグーが首をかしげた。
「か、可愛いけどそんなので騙されないぞ!今日北海道から池田とかうちの舎弟が来る日だって言ったろうがマザコングー!」
「悪かった、悪かったよケーズううううううう!」
ワンダーグーがケーズにハグをする。
「仕事はちゃんとやるぞ。下妻、今日はココで失礼するぞ。」
「あ、うん・・・・・」
「時々こう言う昼ドラ風の光景が見れるから面白いんだよ」
と言う訳でぬこ可愛いな二人なのです。