-注意-
アニメシンカリオンとその続編2話までの視聴を前提とした話です。
ネタバレはたぶんありませんがご注意ください。
「そういや、八幡ってシンカリオンって見てんの？」
オンライン会議の隙間のちょっとした暇つぶしにと口にしたその質問に『なんでそういう質問なんですか』と聞いてくる。
あからさまに不機嫌なのは予想外に長引いた社内オンライン会議の次に、ＪＲとのオンライン打ち合わせという流れによる疲れだろう。
「いや、そういやＪＲ連中あのアニメ好きじゃん。会うたびに話振られない？」
『あらすじぐらいは見てますけど』
「あ、そうなんだ。
あれ見てていつも思うんだけど、シンカリオンでリニアよりスピード出せるなら同じスピードで新幹線で走らせろよとって思わない？アニメだからって言うツッコミは別として」
『アニメだからと言うツッコミ抜きなら、まあそうですよね』
「あと真面目にシンカリオンのレールや車輪の摩耗が心配になる」
『油でも塗って摩擦抑えてるんじゃ……いや、摩擦で油が燃える可能性もありますね』
「そーなんだよなー、ちゃんと計算してないから分からんけどめちゃくちゃレールと車輪の摩耗が激しそうだし、摩擦抑えるにも高速走行過ぎて油使うと燃えそうだし水も蒸発しそうだしな」
『超高速走行に対応した開発をしてるんじゃないですか？車輪の軽量化や超高速走行のダメージを抑えたりするレール作って』
「結論やっぱそこだよな……あと気になる部分めちゃくちゃあんだよな。
運転士めちゃくちゃG受けてんだろとか、ザイライナーも超進化速度出せんのかとかさ……空想科学研究所に投稿でもしようかな……」
『もうそれでいいんじゃないんですか』
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此花と八幡
