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コーギーとお昼寝

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でもそれって僕への愛なの?

「さくらが綺麗だからしーくんは桜川なんだよ!」
そんなひょんな一言が、変なことを引き起こすことなるのです。

でもそれって僕への愛なの?

「かさまにぃ、そうでしょ?」
「あ、ああ・・・・・・」
桜川の保護者的生き物である笠間は少々言いにくいように言った事が拍車をかけてしまったのです。
そう、ひょんな一言が相手の逆鱗に触れるように・・・・・・。
「いや桜川、俺の家の方が綺麗だと思うぞ?」
「えー、しもだてにぃの家って何も無いじゃんよー」
「桜川。」
「なあに、ゆうきにぃ?」
「下館をなじるのは元主として許可しますが、桜は断然大綸寺か小山の家の桜です。」
「そこかよ!ほれ、ナレーターも突っ込みいれろよ!
え、そこでふりますか・・・・・・。
まあ主ですし、結城は下館大嫌いですもんね・・・・・・(棒読み)
「・・・・・・ナレーター、それカバーになってねーぞ。」
気にしないでくださいよ。というか良心という名の下妻さんとつくばさんはいずこですか。
「яはしらないよ。」
あなたいつの間にいたんですか、という突っ込みは皆さんに任せます。
「桜川、確かにあなたの桜は綺麗ですよ。」
お、結城が良心を発揮した。
「下館の家は何も無いので別に良いとして、私や笠間を下に見るとどうなるか分かっていますね?」
「それでも俺は別かい!」

「はあい・・・・・・」

それで良いのか、桜川。

*                         *

「そういえば桜川の家族はよほど桜がお好きだったんですねぇ・・・・・・」
「下妻ぁ~!」
速攻で甘えに言ったのは無論下館、ちょっとつくばが怖い気がしますがスルーしておきましょう。
「さっき下妻と自分で他の桜見に行ったんだけどね、色々植えてあってよかったよーちょっと植生に興味沸くかも。」
「まあ、こいつの両親が残したまま消えた思い出のものみたいなものだしなあ・・・・・・」
「岩瀬と真壁、どうしてるんでしょうねぇ・・・・・・今頃暢気に写真撮りですかね」
ああ、桜川の両親は失踪中なんでしたっけ。
「そうだよ、特に真壁はなんとも綺麗でねぇ。яも絵に残せばよかったって後悔してる。」
「だよなあ・・・・・・」
「でもしーくんにとってはここがパパとママの代わりです!にぃたちがパパとママの代わりですよ!」
いいこと言ったねえ、よし飴を上げよう。イチゴ味。
「飴はイチゴよりメロンの方が良いです」
「そうだよな、ここにおいて置いたのが真壁なりのやり方だったんだろうな。」

桜が咲いて散ってを繰り返す。
この桜川の両親が消えて何度目の春だろう。

「まあ、良いのではありませんか。桜川が良いと言うのですから。」

皆その言葉に頷いたのでした。









                        おわり

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