とりあえずふせったーに書いたやつ
・土地組の場合
そもそもあの世界は地名の消失に繋がる合併は死を示すので、結婚という概念そのものが成立しえないんですが2人が恋人以上の結びつきにある事を示す意味で「結婚」「夫婦」という概念を借用してる感じです。
彼らは戸籍を持ち人間と同じように生活してるので書類上の結婚は可能なんですが、彼らは人間にはない戸籍更新義務があるので戸籍更新時に結婚の契約自体が一度破棄される気がするんですよね。だから戸籍更新後に再度結婚という契約をし直さないとならないので、その辺の手間を惜しまない性格でもない限り書類上の結婚はしてなさそうだなあとは思います。
書類上の婚姻が出来る・しているのは神栖と波崎(これはどっちかというと神栖の波崎への感情の記録としての婚姻届提出な気がする)と、三国あわら(たぶん坂井の感情を明確に理解したあわらが三国の妻は自分のみだという表明かもしれない)ぐらいなのでアの世界における結婚は人間世界の結婚と違う気がした。
・製鉄所組の場合
基本的には↑と同じなんだけど、こっちは日本神話要素がぶっこまれるので結婚・夫婦という概念が重い。
土地組は「契約」だけど、製鉄所組は「呪詛」に近い。たぶん。
リアルに死が2人を分かつまで解けないお互いを縛り合う呪いなので、自分の意志で決めたとはいえ夫婦という呪いをかけられた葺合・西宮と和歌山・海南は婚姻の呪いが解けるまで他の誰かを好きになれないのではないかなあと。
西宮は葺合がいなくなった後も葺合を想っているのはたぶんそう言う呪いの後遺症のような気がするし、その呪いの後遺症が解けるのに四半世紀かかるのは仕方のない事だよなたぶん。その呪詛をかけた時も、解けた時も、解けた後も見ているのが此花ネキです。つまりこれが此花西宮の闇。
和歌山は海南と結婚の契約をしてるけどこっちの世界の婚姻は呪いだから和歌山は海南しか見ないし海南も和歌山しか見ない。それを本人たちが望んだから特に問題はない。じゃあそれを望んだ理由と言えば、今のところ本編で出してない設定だけど和歌山は割と浮気性なので婚姻と言う呪詛でしか最悪の展開を防げないと思ったんじゃないかな。海南が。