市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。
「まだこの時間は暑いな」
サンゴリアスが日傘を片手にそう呟く。 試合開始を2時間前に控えた地下鉄外苑駅前はユニフォームを着た人でごった返している。
日本代表国内最終戦は秩父宮来れるメンツ全員で試合を見よう、という話になりいまここで待ち合わせている。
「夏だとまだこの時間は明るいしね」
「この時期は日が沈んでからでないとマジで命に差し障るよなあ」
代表戦が遅めの時間で良かったとつぶやくので、本当にそうだと頷いた。
「おつかれさまです」
「イーグルスか、午前中用事でもあったのか?」
「午前中ちょっと打ち合わせありまして。一度家で着替えてから来たんです」
「そりゃお疲れさんだな」
「サンゴリアスいた!」
そう声をかけてきたのはブレイブルーパスだ。
サンゴリアスを見つけると「お前面倒を俺に押し付けるのやめろよなー」と叱りつけてくる。
「いくらこの約束があるからってイベント後に挨拶行くくらいの時間的余裕あったろ?こういうの出来ないと苦労するのはお前なんだからな」
「先輩いるからいいかなーって」
「自分のことは自分でやれ!」
そうお叱りを受けるサンゴリアスは大きな身体をしゅんとさせ、それが愛らしくてふっと頬が緩んだ。
「こんばんわ」 「久しぶりだな」
同時に現れたのはダイナボアーズとブラックラムズだ。
なんで同時に?と思ったら渋谷駅で迷子になって間違えて東急線の方まで来てしまっていたのを、ブラックラムズが拾って連れてきたらしい。
ダイナボアーズ曰く、相模原の自宅じゃなくてみなとみらいの仕事場から来たから迷子になったとかなんとか。 まあ渋谷新宿は迷うよね……。
「おつかれさまでーす!」
最後に来たのはブルーシャークスだ。 こうしてちゃんと話すのは初めてだが日本代表ユニ着てるのに、何故か腕には自分ちのマスコットのぬいぐるみを抱えてる。
「清水建設江東ブルーシャークスです!到着は俺が最後ですかね?」
「そうだね、レッドドルフィンズは到着がギリギリになりそうって話だし」
今回参加を表明したメンバーはこれで全員になる。
ここまで大人数で見に行くのは初めてだがどんな風になるだろう。
「じゃあ秩父宮入ろうか」
ワールドカップ直前の代表国内最終戦という宴は始まったばかりだ。
____
現時点実装済みの関東メンツわちゃわちゃ
カテゴリー
カウンター
忍者アナライズ