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コーギーとお昼寝

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前途多難だ神栖さん!1

*神栖市民に土下座しないと許されない気がする神栖市主人公のシリーズっぽいお話。

*神栖さん銚子さん波崎さん皆まとめて非常に残念なキャラです。




「・・・・・え?」
2005年8月、合併したばかりの相手に逃げられる。
唯一残した伝言はひとつ。
『私の代わりにに銚子さんと合併してください』

前途多難だ神栖さん!

「・・・・・・・と言う訳なんだが」
「何で僕に相談するの?」
呆れ気味な表情で鹿島がお茶を出した。
とりあえずこの訳の分からない状況を整理する為にも、誰かに話したかった。
「だってこの意味不明な状況を誰に話せばいいんだよ!水戸か?土浦か?どっちにしても馬鹿にされるだけだろう!」
「笠間とか日立あたりに話せば?」
「遠すぎるだろ!」
「それもそーだねぇ」
のほほんとした表情でお茶を啜る。
ああくそ、こいつ色んな意味で呪われれば良いのに。
何でこんな奴が工場地帯の名前になっているんだほとんど俺の家じゃないかとと問いただしたくもなるが、こいつは全国的にも有名な神宮を抱えているんだから仕方ない。
「・・・・・・・本人に話すれば良いじゃん」
「鹿島臨海か」
割り込むように鹿島臨海鉄道兄が割り込んできた。
相変わらずのジャージ姿はもう見慣れている。
「銚子のところに波崎いるかも知れないし、その方が早くない?」
「「それもそうか」」
シンクロした声に確信を抱くと、利根川の向こう側に向かって走り出した。

*              *

「波崎いるか!」
水戸から聞いた(あいつは腐っても県庁だから)銚子の家は古いアパートだった。
ドアをこじ開けようとしていたら、後ろから諌める声がした。
「ちょいとそちらさん、ちぃっと荒っぽくはありやせんかぃ?あと探し人はいねぇですぜ?」
漁師のように動きやすさ重視の服装に、日焼けした肌と人ならざる雰囲気。
すぐに自分と同じ存在だと分かる。
顔を出来る限りしかめて、不機嫌を演出する。
「・・・・・・・お前が銚子か」
「一応」
「波崎はどこだ、つか昨日併合したばかりのうちの嫁さんどこだよ」
「さぁ?俺ぁ知りやせんぜ?」
「本当か」
「そうでぇい、波崎は良く懐いてやしたが生憎俺んとこぁ来てやせん」
鍵を開けて家の中を見せた。
すぐに見渡せる家は、誰もおらず人が居た気配も無い。
「・・・・・・ち」
「併合したならお宅さんとこのルールに則って、失踪したんじゃありやせんかぃ?」
「あれはルールとして定まってる訳じゃない」
確かに併合すると残り時間を自由に使うために、併合された町はどこかに消える事が多い。
でもそれは決まりではなく学校の裏伝統のようなものだ。
「波崎がいなくて退屈なら、俺が口説いてやりやしょうかぃ?」
「・・・・・は?」
これが俺の苦難の始まりだった。










本当はもっと前途多難にさせるはずがどうしてこうなったorz
鹿行メンバーと県南も巻き込んでどたばたさせたいなと思うんですがどうなるだろうかなぁ?

実は銚子と神栖の口調は書きながらいつの間にか決まってしまいました。
あとノーマルバージョン鹿島も。
神栖は中年子持ち親父の予定でしたが、こいつらの生存に関わる「ルール」を自分で破る事になるためこうなりました。

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過保護な彼をいとおしむ

1.目の届く範囲にいてください
下妻はいつだって過保護だ。
「・・・・・どうやったら下着を忘れてオーストリアまで旅行できるんです?」
「うーん、どうしてだろうね」
下妻がため息をつく。
「だから今回は悪かったって思ってるよ」
「今度から俺があなたのぶんの旅行準備するんで目の届く範囲にいてくださいね?」
「・・・・・っ新妻みたい」
「何言ってるんですか!」
ああまったくなんでこんなに可愛いんだかこの恋人は!

2.貴方はどれだけ俺が心配したと
つくばさんは自由すぎる人だ。
「何で俺の家に・・・・・」
「合鍵この間作ったんだ」
俺はもう一度ため息をついた。
「さっき東京さんから連絡があって探してたんですよ?いいかげん東日本屈指の科学都市として自覚って物を持ってくださいよ!」
「まあでもさいいんじゃない?」
「良くないですよ・・・・・」
この人は自由だから、俺を心配させるのが好きらしい。
俺の苦労も知らないでよく言うよ!

3.こういう時は俺に頼れと言ったはずですけど!
風邪を引いた。
「すいません東京さん、俺がちゃんと責任もってうちに送り届けますから」
「つくばをお願いしますね」
お姫様抱っこされて、いわれた言葉は一つ。
「こういうときは俺がどうにかするんでちゃんと言わないとだめですからね」
「うん」
でも自分はその言葉が言われたくて体調を崩したんだけどね。

4.困らせたいとしか思えない
「・・・・・どうすればこんなに台所が一瞬で汚れるんです?」
漫画みたいに一瞬で汚れた台所にため息しか出てこない。
きれいにするのに丸1日かかったのに、汚すのは一瞬というものアレだ。
「自分も分かんないよ・・・・・タマゴをレンジに入れたら本当に爆発するのか見たかっただけなのに」
「それどう考えても爆発しますからね!」
この人、本当に俺を困らせたいようにしか見えない。
まあ別に頼られるのは嫌いじゃないけど!

5.この先も目が離せそうにない
下妻はしっかりした人だ。
女の子なら確実に良い奥さんになるタイプだけど、男の子だ。
だから他の人に取られないかとかちょっと不安になる。
下館には警戒しないし、古河は馴れ馴れしいし。
だからいろんな意味で目が離せない。
もっとも、世話を焼いてくれるときはこっちしか見てないけど!


引用元:確かに恋だったさま





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夏の夜の下で

*暑中お見舞いフリー小説です

*連絡さえあればお持ち帰りして展示してくださってもかまいません。
お礼参りに作者が登場いたします。


「夏だねぇ・・・・」
夏の夜風が汗をさらって心地よい。
きょうは日立の家の花火大会で、二人でのんびりと過ごすために来た。
海の目の前にあるビルの屋上は秘密のビュースポットで、日立兄弟専用と化していた。
ここに立ち入れるのはせいぜい上司と水戸ぐらいなものだった。
「スイカ食べる?」
「もちろん!」
氷水で冷やされ、切り分けられたスイカにスイカを多めに振って海辺用の大きな椅子に寝転がる。
「汁」
その指摘で周りを見返すとスイカの汁で周りはべたべただった。
まだ汁気がある分タオルで拭くことは出来るが、スイカの汁は乾いてしまうと意外と気持ち悪い。
「あー・・・・でもどうせ今日は日立んち泊まるからいいや」
着替えあるでしょ?とさも当然のように聞けばあるよと頷く。
「兄様、頼まれた飲み物であります」
「ありがとう」
クーラーボックスにビールとソフトドリンクを詰め込むと打ち上げの合図が鳴り響く。
「そろそろだね」
夏の夜の下で炎の花の饗宴が始まろうとしていた。







ちなみにこの花火は日立市の川原子海岸のものを想定してますが、川島の花火以外の花火大会は行ったことの無い残念クオリティ・・・・・。
そして川原子の花火大会の日付確認したらおとといだったと言う。(川島は昨日でした)

あと、パソコンのネットブラウザ乗り換えたのですがIEと違ってクロームは文字細かくて非常に書きにくい(焦)

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仏桑花を一輪

「・・・・・・やっぱり」
そこは水戸のとある霊廟に不釣合いな一輪の赤い花。
「日立って俺見つけるの上手だよね」
「どう考えたってこの日付じゃここしかないでしょ」
今日は光圀様の誕生日だしね、とつぶやくと正解と日立の胸ポケットに花を刺した。
「・・・・仏桑花(ブッソウゲ)」
「うん、これって7月11日の誕生花なんだってさ」
「へえ」
「日立にはちょっとあれだけど」
「・・・・・・・・・・・この間頼まれたハードディスクの修復9月までに伸びるけどいいよね」
「いやそれは無理です勘弁して神様仏様日立さまぁ!」


(それでも水戸を甘やかすのは自分だ)
ちょっとため息をついて水戸を霊廟から引きずり出すように小走りに歩いた。





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7月10日は「なっとうの日」です

水「納豆早食い大会の季節だなー」
日「でもさぁ、前から疑問だったんだけどひとついい?」
水「何」

日「水戸の日が3月10日で納豆の日が7月10日なのは偶然だよね?」

水「・・・・・・あくまでも偶然だよ」









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自ジャンルはバキジノデーですが気にしません。
7月10日は納豆の日、納豆食おうぜ。

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