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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

芸術の秋!

「……つくづく変な組み合わせだよな」
「変な組み合わせだな」
「いーのいーの、今年は記念すべき年だもの」
水戸が差し出したのは天心&波山パスポート。
今年は下舘が誇る芸術家・板谷波山と北茨城と縁の深い岡倉天心の生誕100年と150周年記念の年なのである。
そしてそれに何故か笠間も呼びだされていた。
「でもなんで笠間もくっついてるの?」
「そこ説明しろよ水戸」
「え、だって茨城で焼き物担当笠間しかいないじゃん」
ケロリと何言うかね。誰もが心からそう思った。
悪びれない水戸の様子に思わず切れたのは笠間だった。
「焼き物ネタを全額こっちに押し付けるな!そんな事言うなら最近県央ガルパン依存し過ぎって話になるぞ」
「さすがにホーリーホックが大洗女子の校章持ってきたらグッツプレゼントって聞いた時はエ?ってなったよ」
「今年の県知事選挙に献血までガルパンだって気づいた時はやりすぎだろって思ったぞ」
「いーのいーの、観光資源は大切にしなきゃ。とりあえずよろしくね☆日立ぃー、帰ろー?」
ひょっこりと出て来た日立がそっと周囲に目くばせして去って行く。
「……水戸は、いい加減免許取るべきだと思う」
「日立が車出してくれるからいいかなって」
その言葉に三人は心から思う。

(((日立、すまなかった)))

「……会議、するか」
「そうだな」
「日立は犠牲だったんだね」





おわり

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ひたち号50周年!

-いわき駅-
人が随分と集まっている。
「……寒い」
「常磐、起きてるか」
「いわき」
ふらりと出てきたのはいわきだった。
この町そのものである。
ポンと差し出されたのは缶コーヒーだった。
「もう少ししたら出るな」
「まあそれを見に来たんだけどな」
目の前にはクリーム色に深い赤の車両。
そして車体には『ひたち号』の文字。
長年走り続けた車両に思い入れを持っている人も多い。
「あ、ムコナくん」
新しいスーパーひたちのキャラクターがやってくる。
「常磐、」
「うん?」
「50周年、おめでとう」



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最近の大洗怖い

「大洗のキャラクター決まったよ!あらいっぺだよ!」
そう言って大洗が差出したのは白いモップの塊のような変な塊のキャラクターだった。
ツッコミはいなかった。ただ一人、ひたちなかを除いて。
「……何故そうなったんでありますか」
「んー、水戸とかとキャラかぶりしなさそうだから?主に水戸と」
「いやー……ね、さすがにガルパンキャラあんまり使いすぎるのもねえ」
「そこなにか違う気がするんでありますが」



「水戸はあれツッコミ入れなくていいんだぜ?」
「いいんじゃない?」

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最近の小ネタ詰め合わせ

・たぶんみんな同じ思いだった
日立「……水戸、」
水戸「うん?」
日立「なんで県知事選挙ポスター、ガルパンにしたの?」
水戸「……受けがいいから?」

・大洗がやばい
臨海弟「祝!ガルパン映画化!」
大洗「今年は半/沢直/樹も来たよ!」
臨海兄「艦隊のアイドル那珂ちゃんも待ってます」

「「「是非遊びに来てね!」」」

ひたちなか「今年は大洗の当たり年なんでありましょうか」
那珂「なんですかねえ……」

・北茨城も大変です
高萩「こうちゃん見てると 『 な ぜ こ う な っ た 』 って気持ちになるんですけど」
北茨城「可愛いでしょ?天心ももうすぐ公開だしね!あんこう鍋のシーズンももうすぐ!みんな北茨城といわきに来てね!」
高萩「……(こうちゃんは可愛いんだろうか)」

・その頃の土浦
取手「で、なぜわざわざ私を手伝いに駆り出すんですか」
龍ヶ崎「チケットくれるっていうから来ましたけど」
牛久「まあまあ……」
土浦「チケットじゃなくてつちまるのCDに替えるよ。というか、花火の季節に働かないでいつ働くの?」
阿見「今でしょ」
取手「東進……」
牛久「あのCMもう古いだろ」
龍ヶ崎「言ってやるな」
土浦「牛久呪われろ(ボソッ)」
阿見「まあまあ……牛久、謝ってあげな」
牛久「なんでこっちのせい?!」


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別に恨みはないのよ?

東京・大手町。
此処には日本最強の祟り神の首塚がある。
そう、新皇・平将門である。
そんなところにちょいちょい顔を出す不思議な人がいる。
白衣の若い男だ、名前を坂東市と言う。
「下妻さん」
「こんにちわ、坂東さん。こんなところで会うなんて奇遇ですね」
片手には近くで買ったらしいお饅頭。
たぶん、お供え物だろう。
「下妻さんこそなんで、です?」
「近くに来る機会があったのでちょっと足を延ばしたんですよ」
「あっ(納得)」
お供え物のお饅頭を置いて軽く手を合わせる。
そんな折だった。
「下妻と坂東だー」
「……石岡さ、ん?」
「そうだよー、石岡だよー?」
「石岡さんって将門平気でしたっけ……?」

「んー、嫌いなのパパさん(府中藩)だから俺は平気なのー。国香さん殺された恨みないもん。でもねー、首塚と岩井方面には定期的に塩撒けってパパさんが言ってたのー」

よく見ると石岡の手には塩である。
ああ、この人本気で塩撒いてるな。首塚に。
「……それむちゃくちゃ嫌われてるじゃないですか」
「パパさんの伝言だからー、坂東にも塩撒くー」
そして石岡がいい笑顔で坂東の頭に塩を振りかけた。
にっこにこである。とってもニコニコである。
きっちり坂東の白衣の襟元握りしめてあるから逃げられない。
下妻は思った。






(これ本気で嫌ってるパターンだろ……)

言い伝えって怖いな、心からそう思った下妻だった。



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