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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

今日も今日とて平和です

結城下館筑西桜川「「「「アド街笠間おめでとう!!」」」」

笠間「……今更過ぎんだろ」
結城「色々あったんですよ主に中の人のほうに」
下館「祝って貰えるだけましだろこっちは市政開始日スルーされたわ」
笠間「そういや下館と結城も市政60周年だわな」
結城「下館の歴史は筑西とともに消え去りましたけどね」
筑西「何の話ですー?」
桜川「しーくんも気になるですよー」
下館「追い打ちやめろ!」
結城「純粋さは時に残酷なものですよ……」
下館「あんたは常に小山以外には残酷だろ」
笠間「本題どこ行った」



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入梅の季節

6月。
その日、笠間は不機嫌だった。
「……なんでそんなんなんだよ」
「下館、逆に聞くがお前はこれだけの量の梅をどうやって消費すると思うんだ?」
笠間の不機嫌の原因、それは大量の梅だった。

入梅の季節

梅雨、と漢字で書くように6月は梅の季節だ……という事はかつて山川から教わったことだ。
そして今、俺は笠間によって梅のヘタとりとしていた。
「笠間ぁーごはーん!」
「師匠、お裾分けに来ました!」
悠長な声を出してやって来たのは美里と益子。
……あれ?と思って笠間に聞いてみる。
「笠間って益子と仲良かったっけ」
「まあ、一応あいつのところの焼き物の祖先みたいなもんだしな」
「でー師匠、ちょうど枝豆の時期じゃないですか。なんで枝豆と完熟う「梅はもう要らねぇぞ」
笠間の厳しいツッコミに弟子が凹んでいた。
ちなみに美里がこっそり枝豆盗んでるんだけどそれに対してはツッコミ入れないのな、笠間って。
まあかといって言い返すのも面倒なのでただただヘタとりに勤しむことにした。
「枝豆は貰っておくが梅は栃木勢にでも配ってやってくれ、あと美里は去年の残りの梅干し分けてやるから梅の加工手伝え。あと枝豆食うな」
「えっ」
「……はぁい」

***

笠間に梅ジュースと引き換えに大量の梅の水洗いを命令され、俺は益子とともに梅の水洗いに徹していた。
「下舘はうちの師匠に興味がおありで?」
「……は?」
「いや、普段真館線(注:真岡鉄道の昔の名前)から聞いている印象とだいぶ違うなぁと」
「で?」
自分でも分かるぐらいに露骨に不機嫌な声が出る。
水洗いした梅を軽く水拭きしてバケツに入れる、この辺のは後で梅干しにするらしい。
「うちの師匠を恋い慕っているのであれは師匠はあげません、という事です」
「……ねーよ」
いやどう見たらそう見えるんだ。
確かになんだかんだで笠間の家には入り浸っているが、そう言う感情ではない。たぶん。
水拭きした梅がバケツ一杯になるころ、笠間が昼飯出来たぞと言う声が響いた。








と言う訳で新登場(?)益子さんです。
この二人は外からは仲悪そうに見えて実はそうでもないイメージ。

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春が来た!

「春なのです!ひな祭りの季節なのです!」
桜川は春になるとにわかに活気づく。
とりあえずひな祭りが始まればいつもニコニコしだす。
「……桜川はひな祭り好きだよな」
「当然なのです、しーくんのお母さんが残してくれた大切なお宝なのです!」
桜川がひな祭りで活気づくと、春だなあと思う。


ひな祭りまであと一週間。






いばキラTV見ていたら桜川の雛祭り大好き加減に和んだので。

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減っていく思い出

「筑西、何開いてるんだ?」
「・・・・・・桜川が病院はうちで作らないって」
よく見ると書類のマークは筑西ではなく桜川のもので、桜川から届いた書類であることは明確だった。
今でこそ地域史と言う表舞台から消えてはいるが、現在もまだ生きているのでまだ若い筑西の為に仕事の面倒ぐらいは見ている。
「ああ、中核病院の一件か」
話は平成の大合併の頃にさかのぼる。
旧下館市と旧岩瀬町には市営の病院があったが、平成の大合併で下館市は筑西となり岩瀬町は桜川市となったので隣同士となった。
そこで二つの病院を統合して県西地域の医療の中心となる中核病院を作ろうと言う話が持ち上がった。
俺も含めて筑西市は作るほうに完全に賛成し、候補地も用意した。
しかし桜川のほうでは「桜川だけでなく筑西に候補地があるのでお金を出す必要はないのではないか」と言う理由で議会が紛糾し、市は作ることを諦めた。
「その正式な通知か」
「はい、だからどうしようかと」
「・・・・・・県と国に金だして貰えないかこっそり聞いとけ」
軽く深呼吸をする。
筑西が頷いてからパタパタと走り出すのを見送りつつ、窓の外の晴天を見る。
(少しづつ減っていくなぁ・・・・)
下館市が存在した頃のものが減っていく。
それは時間の流れだとしても、ほんの少しさびしかった。





おわり





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それでも花は咲くのです!

*少し前の話ですが、真壁で行われた結婚式ネタ

おめでとう、という声が町に響く。
福島から避難して来たカップルの結婚式が行われた。
ひな壇と観光客と桃の花で埋め尽くされたバージンロードを窓から見下ろす。
「花嫁さんきれいなのです!」
「・・・・・結婚した日が一番幸せだというしな」
「そうなのですか?」
「笠間、あなた何縁起の悪いこと言ってるんですか」
今日は快晴で空は澄み渡る。
観光客からも祝福されるカップルに拍手して、震災からの復興を思った。










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