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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

大洗は今日も元気です(ガルパン的な意味で)

大洗駅。
未だガルパンブーム冷めやらぬ駅構内は男性客が多い。
「相変わらず人が多いんだぜ……」
「大半はガルパンから入って大洗そのもののファンになった人ですけどね」
ガルパンも終わって半年ぐらいたつが、未だに大洗にやってくる人が多い。
地域のファンが多いこと自体はこの地域そのものである大洗には喜ばしいことではある、しかそろそろネタが尽きて来た気もするのだ。
「んー……張り紙も住民票ももうやっちゃったんだぜーやることないんだぜー」
「じゃあ手ぬぐいでも出しますか」
「手ぬぐい!それはいいと思うんだぜ!」








その頃・水戸駅
「……って感じで盛り上がってるんでしょうねえ、大洗は」
「こっちはロックインジャパン対策で大忙しなんだけどな、湊線みたいにノリノリで饅頭作ったりとかしてぇわ」
「気にすることではないと思うのでありますが」
「パスピエの新作着てる奴に言われたくない」
「こっちは臨時増発分増えて嬉しいですけどね」

おわり

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鉱山擬人化

ざっくり考えているだけの鉱山擬人化。
基本炭鉱多め。
恥ずかしいので畳みます。




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夏の二人ごはん

つくばさんちはものすごくクーラーが効いている。
理由は簡単で、自分ちの電気は太陽光電池で自家発電しているのだ。
お蔭で節電の夏と言われた去年も全く気にせず電気を使っていたし、時々暑さに耐えられなくなると僕のほうが転がり込んでいたぐらいだ。
「……やっぱり太陽光発電、つけようかな」
「下妻の家につけたらもっと涼しくなるだろうねえ」
そんな事を考えつつ塩ゆでした枝豆を笠間焼の小皿に盛りつける。
刻んだ茗荷は豆腐に乗せてシンプルに冷ややっこ。
「あ、男/前豆腐」
「もともと古河の会社ですからねえ」
鮎もシンプルに焼いて美味しくいただくことにした。
きゅうりは刻んでにんにく醤油で軽くあえることにした。
「並べ終わってる」
「ふふふー、やればできる子ですから」
やけに自慢げにこちらを見てくるので、軽くよしよしと撫でてやることにした。
鮎もそろそろ焼けたし、夕ご飯にしよう。

***

「そう言えばにんにくって夏が旬なんだねえ」
「ええ」
夏が旬の食材を基本に組み立てた夕飯はさっぱりししている。
ポリポリと心地よい歯ごたえのきゅうりは瑞々しい。
「きゅうりも枝豆も美味しいし、夏ですねえ」
「だねえ、花火デートも楽しみだし」
「……そんな話しましたっけ?」
「ばれたか」






補足:男前豆腐の製造元は2つあり、そのうち三/和豆/水庵は古河の会社です。
そこらへんの経緯は若干複雑なのでwiki参照で。

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たぶん正しい夏の過ごし方

夏。
この日の結城の家は大忙しでした。
「……熱中症で筑西が倒れるとか洒落になりませんよ」
「ソウデスネ」
「だいたい子供が倒れるまで遊ぶとか馬鹿ですか?笠間もなんでうちに連れてくるんだか」
「いや、なんか反射的に」
「反射で人を巻き込まないでください、はいかき氷」
かき氷を手渡してから軽く筑西の口に含ませる。
身体全体橋やしているとはいえど、梅雨明けの途端に連日猛暑という状況だ。
熱のこもりやすい子どもは体の中も冷やしておいたほうが良い。
「……しもだて」
「ちくせい起きた!?」
キャッキャと筑西の復活を喜び合う子どもたちを横目にかき氷を一口。
無色透明のシロップのかかったシンプルなかき氷の自然が甘さが美味しい。
「結城、」
「はい?」
「いい加減かき氷すい以外のも作ったほうが良いんじゃねーの?」
「下館、かき氷はすいが一番じゃないですか。余計な味や香料なんていりません。ねえ?」
「別に俺はどっちでもいいがな」
「100歩譲って抹茶の粉末だとか檸檬水を凍らせたかき氷は認めますけど手間を考えたら作りたくないです」
「なんでだよ!」
そんな、ちょっと蒸し暑い7月の午後のこと。





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SUMMERRRRRRRRRR!

ぱしゃん、ぱしゃん、と心地よい打ち水の音がする。
「暑いねぇ、数年ぶりに七夕が晴天って言うのは嬉しいけど」
「その暑さでじじばばが死んだりするけどな」
たらいに水を張って氷を入れ手足をつけると本当に気持ちがいい。
ついでにスイカも冷やしておくのはご愛嬌、というところだ。
「笠間、縁起でもない事言わないでよ。Яのところはただでさえ関東有数の猛暑地帯なんだから」
「熊谷に比べればましなんだろうけどな」
「あそこは暑さを売り物にしてるからねぇ」
ふと思い出す。
今日は七夕だ、七夕になると小山が毎年不機嫌になったり体調を崩したりする。
従って自称:運命共同体の結城が変な方向にでしゃばる。
「……結城と小山がちょっと心配になって来た」
「この暑さじゃあの二人もダウンしそうで怖いよなぁ」
まあそうだけど、そういうことを聞いている訳じゃない。
笠間の変なところにずれた答えは放置するとして、聞こうと思って聞けずにいた質問をぶつける。
「ところで、桜川は?」
「桜川は下舘に預けた、プール行くんだと」
「何か知らぬ間にずいぶん仲良くなったよねえ」
いつの間にか随分と仲良くなった組み合わせに軽いため息。
「でもさ、」
「うん?」
「消える事がほぼ確定した存在と仲良くなるのも、辛いものだよ。消えるときが寂しくなる」
「ま、そうだけどな。そろそろスイカも頃合か」





そして、茨城に夏が来る。


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