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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

ノーサイドなお時間

久しぶりの小ネタです



・それ記載する理由あるのか
レッドドルフィンズ「そっちのメンバー表見てて思ったんですけど、」
ヴェルブリッツ「うん」
レッドドルフィンズ「選手の社内での所属先書く必要あります?」
ヴェルブリッツ「これもまあ趣味だから」
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現状謎

・コーラ飲みてえ
レッドスパークス「秩父宮行くたびに思うですケド、なんで売店のソフトトドリンクにうちの製品無いんですカ?」
サンゴリアス「それは運営に聞いてくれとしか……」
レッドスパークス「ペ〇シ置いてたらぶちくらす勢いですヨ?!」
サンゴリアス「そこまで?!」
レッドスパークス「その癖お酒のレパートリーが多いですシ?!」
サンゴリアス「焼酎お湯割りをファンが持ち込む世界だからなあ」
レッドスパークス「ギブミーコーク!」
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これもだいぶ謎

・実録ネタ1
ブレイブルーパス「次節以降配布予定のタオルのサンプル貼っとくね、でも今回はタオル配布無いから気を付けてね~。あ、うちわもあるよ!顔が隠れる特大サイズ!応援に使って!」
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だいたいこんな感じ

・個人的な印象
スティーラーズ「うちの手持ち旗とうちわ自由に持ち帰ってなー」
ワイルドナイツ「えっ(旗有料)」
サンゴリアス「えっ(旗無い)」
ブルーズ―マーズ「むしろ旗は配るもんじゃろ……」
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旗一つとっても違う

・実録ネタ2(私代理:シーウェイブス)
シーウェイブス「東京メトロとのコラボスタンプラリー、銀座線を往復するだけで半分埋められるのおかしくないか……?その癖残り半分は中途半端な駅ばかりだし……」

・レッドジョーク
ブレイブルーパス「レッドドルフィンズの初陣Tシャツいいよね、新撰組モチーフで」
レッドドルフィンズ「ありがとうございます」
ブレイブルーパス「でもなんで新選組なの?」
レッドドルフィンズ「挑戦と新選をひっかけて新選組モチーフなんですよ、まあ嘘ですけど」
ブレイブルーパス「嘘なんかい!」
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※ほんとは日野市が土方歳三の出身地だからです

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特別な夜のために

朝一番に着いた東京は薄ら肌寒く感じられ、ばさりと薄いジャケットを被って外に出た。
「どうも、」
「お迎えおおきにな」
待ち合わせ場所ではサンゴリアスがひらりと手を振ってきた。
「こんな朝早くから東京来て良いんですか?」
「俺今季のリーグ戦でこっち来れるの今日だけやからなあ、それにどうも落ち着かへんねん」
「ああ……そういや今日が移籍後初試合ですもんね、ダン・カーター」
「せやろ?お陰でチケットの売れ行きは好調やったし」
今季初先発となった彼のお陰でこの試合は指定席完売という売れ行きの好調さを見せており、公共放送の中継カメラも入る上に東京メトロとのコラボスタンプラリーの期間も重なったりで今季特に賑やかなことになる試合になるのは間違いなかった。
「まあ、ちょっと天気は不安ですけどね」
「台風直撃ならまだしも小雨がぱらつくぐらいならええやろ」
「雨降ると客足落ちるんですよ、まあ今日は特別なんでガクンと落ちることは無いでしょうけど」
「せやなあ。ま、試合見に行くついでの東京観光も満喫しとこかな」
「はいはいお供しますよ、どこ行きます?」
「スカイツリーでも行こかな、俺タワーってポートタワーしか上ったことあらへんねん」




サンゴリアスとスティーラーズ。今回リアル観戦予定なので楽しみです。

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会いに行く話


今朝の北海道地震絡みのお話です、不快な方はブラウザバックで。


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夏の記憶に溺れる

1966年8月10日は蒸し風呂みたいに暑い日だった。
あの日から半月過ぎた今も、葺合はどこか魂が抜けたような顔をしている。
「葺合、お昼ごはん食べましょう」
「ああ……」
未だ残暑厳しいなかでもサラリと食べられるように拵えた冷麺(関東じゃ冷やし中華と呼ぶそうだけれど)を葺合の前に置くけれど、あまり食欲がなさそうに見えた。
未だあの人の死が葺合にはのしかかったままなのだという事は分かっている。
「ずっとそんな顔してるとむこうで親父さんが心配するわ」
「……分かってはいるんだがな」
台所から匙を一つ取り出しすと葺合の冷麺から少量の麺とつゆと具をのせ、その口元に運ぶ。
「一口ぐらい食べて」
ゆっくりと葺合が口を開くのでその口に匙ごと冷麺を放り込む。
いくばくかの咀嚼をしてゆっくりと飲み込んだのを確認すると私は少しだけほっとした。
「美味しいな」
「うん、この麺南京町まで行って買って来たの」
「そうだったのか」
「ええ」
「……親父と、南京町まで食べに行ったな」
「あれは水島が初めてここに来たときだっけ?」
「そうだな、あの時は千葉と知多もいた」
ぽつりと思い出話を口にしながら、私が冷麺をちょろちょろと口に運んでいれば葺合もつられるように冷麺に箸を伸ばした。
私達は人よりも長く生きるから周りにいる沢山の人の生き死にを見つめている。
その中にはあまりにも特別でこうして深く沈みこんでしまうほど慕わしい人と出会ってしまう事がある。
夏の記憶に溺れる葺合を助けることは出来なくても、せめてその手を掴んでこれ以上沈ませないぐらいはさせて欲しい。



(だって、死んだ人に葺合をあげる訳には行かないから)


西宮と葺合と西山親父。

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とある花火の夜のこと

北海道の夏はあっという間に終わりへと近づいてくる。
8月も終わりに近づくと半袖では薄ら寒い夜が続き、秋がマッハで駆け寄ってきている感じがする。
「よう、」
「兄ちゃん?」
玄関に突っ立っていたのは俺と同じ顔をした俺よりも大きな青年・日鋼室蘭だ。
その手にはビニール袋がぶら下がっていて、何かお裾分けでもしに来てくれたのかななんて期待してしまう。
「花火やらないか」
「……花火?」
「いや、昼間ちょっと押し入れ漁ってたら使ってない花火出て来たんだよ」
「もう夏休みも終わったこの時期に?」
「全国的にはまだ夏休みだからセーフ」

***

水入りのポリバケツとライターを手に社員寮の庭で花火に火を灯す。
フシュ―!と青い火花をあげながら花火は北国の夜空を鮮やかに染め上げ、遊び半分に振り回したり(※良い子はマネしないでね)しながら遊んでみる。
「なんかこうやってると夏って感じするよね」
「本当になあ」
北国の短い夏が駆け足で終わりを告げに来る。
勢いよく噴き出していた火花もやがて静まっていき、ただの炎になって行く。
「花火って切ないおもちゃだね」
「だから綺麗なんだよ、まだあるし全部使い切るぞ」
「独身寮の暇な子呼んでくる!」
俺と兄は数えきれないほどの夏をこの街で過ごすだろう。
だけれど、一度だって同じ夏は来ないのだ。




室蘭兄弟の夏休み。

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