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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

銚子と神栖と或る夜のこと

薄暗い話なので折りたたみます



「あんた、俺のこと嫌だと思ったことはないのか」
ぽつりと神栖がこぼした言葉に、銚子は「なんでだぃ?」と問うてくる。
「……人口流出の件で」
「ああ、あの件か」
銚子と神栖の間にはここ数年ある問題が横たわっている。
財政状態の悪化で住民サービスの低下した銚子から財政状態が安定し住民サービスのいい神栖への人口流出だ。
この二市は橋で繋がっているので引っ越しても日常生活に問題はないので、特に若い世代が銚子から神栖へと越していくようになったのだ。
「あんたを恨んでもしょうがないだろ?」
「まあ、な。」
「人が減んのは寂しいが、いいところに流れてくのはしょーがねぇのさ」
銚子は妙に冷静にそんなことを言う。
どこか他人事染みた口ぶりなのは、土地として長生きをしているが故なのだろう。
人間と町の移ろうさまを見続けてきたがゆえに同じでい続けることの難しさを分かっているのだ。
「それに、財政状態がよくなりゃぁ人も戻ってくんだろ?」
からりとした声色で告げるその言葉が、何よりの本音だった。



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当サイトにおける銚子と神栖の現在の関係についての一考察

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