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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

別に恨みはないのよ?

東京・大手町。
此処には日本最強の祟り神の首塚がある。
そう、新皇・平将門である。
そんなところにちょいちょい顔を出す不思議な人がいる。
白衣の若い男だ、名前を坂東市と言う。
「下妻さん」
「こんにちわ、坂東さん。こんなところで会うなんて奇遇ですね」
片手には近くで買ったらしいお饅頭。
たぶん、お供え物だろう。
「下妻さんこそなんで、です?」
「近くに来る機会があったのでちょっと足を延ばしたんですよ」
「あっ(納得)」
お供え物のお饅頭を置いて軽く手を合わせる。
そんな折だった。
「下妻と坂東だー」
「……石岡さ、ん?」
「そうだよー、石岡だよー?」
「石岡さんって将門平気でしたっけ……?」

「んー、嫌いなのパパさん(府中藩)だから俺は平気なのー。国香さん殺された恨みないもん。でもねー、首塚と岩井方面には定期的に塩撒けってパパさんが言ってたのー」

よく見ると石岡の手には塩である。
ああ、この人本気で塩撒いてるな。首塚に。
「……それむちゃくちゃ嫌われてるじゃないですか」
「パパさんの伝言だからー、坂東にも塩撒くー」
そして石岡がいい笑顔で坂東の頭に塩を振りかけた。
にっこにこである。とってもニコニコである。
きっちり坂東の白衣の襟元握りしめてあるから逃げられない。
下妻は思った。






(これ本気で嫌ってるパターンだろ……)

言い伝えって怖いな、心からそう思った下妻だった。



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とばのえにっき

「下妻さん、ちょっとお話が」
「常総?何かあった」
常総が下妻の家に寄るのは珍しい事だった。
最近は守谷や水海道あたりにいるほうが増えたせいだ。
「いえ、ご報告が遅れたので……。

今度騰波ノ江に新線を引こうかと」

「……え?」
「騰波ノ江の支線を復活させる感じですかね。今年で100周年ですし」
「ちょちょちょちょ、そんな話初めて聞いたよ!?」
「だからご報告が遅れたんですって」
この騰波ノ江支線でしばらく下妻が大わらわになるのはまた別の話。




騰波ノ江支線についてはこちら(http://www.kantetsu.co.jp/news/130921_hosen/hosentaiken.html)参照
コピペ推奨です

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県知事選挙はもうすぐです

*大したことではないネタ




水「もうすぐ選挙だねー」
日「……だな」
水「この間土浦行ったらさ、喜々として大洗が選挙公報グッツ配ってたんだけど」
日「ガルパンだから」
水「すごいよねー、大洗のガルパンにかける意気込み。」
日「立候補が2人って事には突っ込まないのか」
水「突っ込んだら負けだよ」
日「……だな」




その頃の県西
結「昨日に引き続き竜巻ですが」
下「放送無線流してこいよ」
結「竜巻予報なんて基本あたらないじゃないですか。去年のあれがよっぽどトラウマだったんですね」
下「トラウマだよこの野郎」

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ねむい、しぬ

その日、首都高速は死んでいた。
「もう嫌だおばちゃん働きたくない」
「じゃあいつ働くの?」
「今でしょ!……じゃねーわ。うっかりノッちゃったじゃねーか」
「首都高のそう言うノリのいいとこ好きですよ」
「東名に褒められてもうれしくない」
首都高の目は死んでいた。
何せ東京オリンピックから49年、出来てから半世紀は過ぎている。
そろそろ休みが欲しい、打音検査じゃ追いつかないような場所も隅々まで修理してほしい。
「働け、としか」
「お前もな」
そして首都高はつぶやく。


「これが社畜の運命なんだな……」

そう呟く首都高と東名の目は死んでいた。

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託したものはたったひとつ

8月。
甲子園の季節になるとにわかに県南は活気づく。
「……今年も常総」
水戸の水城や砦の藤代紫水にかっさらわれた登場機会も今年はきっちりと取り返せた。
なにより、去年の桐光への恨みを晴らさねばならない。
「土浦ぁ、かき氷出来たよ」
「ありがとう、阿見」
「いーのいーの、阿見優しいから……その鉢巻きなに?」
「かすみがうらから貰った、決勝見に行ったときに鉢会って」
ああなるほどー、と納得する。
そう言えば応援団の団長さんも似たような鉢巻してるなー、と思ったら霞ヶ浦高校側から貰ったものらしい。

(似た者どうし、なのかな)

テレビは常総の3ランホームランを伝えていた。

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託すのは「優勝」への希望


甲子園の中継見ました。霞ヶ浦の応援団長が常総の応援団長に鉢巻き渡したと聞いたとたんにうぉぉぉってなりました。萌えで。

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