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コーギーとお昼寝

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七カ国会議だよ!全員集合

「笠間にぃ、笠間にぃ、お手紙きてるですよ!」
「おー、ありがとうな」
手紙の宛名を見ると小美玉になっていた。
「そっか、また七カ国会議の時季か・・・・・」

七カ国会議だよ!全員集合

「すまん、遅くなった・・・・」
「遅かったねぇ、昨晩はお楽しみでしたか?」
見事に真っ黒い笑みで小美玉が笑いかける。
「んなこと言われてもネタ元分かんねーから!」
「いいじゃんよ、ちょうど果物もむき終ったんだし」
のほほんとした笑顔で小美玉に笑いかけたのは果物王国の異名をとる石岡だった。
「・・・・・・石岡が言うならそれでいいや」
(グッジョブ石岡っ・・・・)
「窮地救われたね。」
ぼそっとかすみがうらが耳打ちをした。
「かすみがうら、そういうことを言わないでくれまた怒りが再燃したら対応し切れん」
「今日の休みは茨城と行方なー、鉾田は遅刻だから果物不要な。」
「分かったー」
いつも妙に語尾の延びる馬鹿っぽい話し方はこういう時助かってる気がしてならない。
「遅れたああああああ!」
「どれだけ頑張ってもお前の分は無い。」
走ってきた鉾田にバッサリときりすてる。
「マジかよ・・・・・」
「へこむな鉾田、お前は自分ちのメロンあるだろ」
「あのさかすみがうら、それ傷口に塩を塗るって言うんだぜ?」
一番あわただしいのは俺かよ、と言う笠間の本音は伏せた。
「小美玉もかすみがうらも石岡も酷ぇ!」
「お、おちつけ鉾田お前には鹿島鉄道が・・・・・」


「もう廃線したよ笠間の馬鹿ああああああ!」



「いやちょっと会議はああああああああ?!」
笠間の叫びはむなしくも空中に響くだけだった。

   





                  おわり





結局苦労するのは笠間らしい。
ほんのり小→石っぽくしてみた。

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お正月だからね。

12月31日、夜11時59分
「後一分で新年か・・・・・」
行く年来る年を見ながらのんびりと過ごす年末。
「早かったね、新年って。」
「水戸殿、兄上。」
ひたちなかのお盆の上には焼き餅。
「おー、サンキュ」
コタツの上にはきなこ、醤油(砂糖入りと砂糖なし)、おろし大根とポン酢、そしてひきわり納豆。
餅の上にたっぷりとひきわり納豆をつけて食べるのは水戸ぐらいである。
「・・・・・水戸殿、納豆つけすぎでは?」
「つけ過ぎぐらいが良いんだよ、ねっとりもっちりで!」
そして、新年が明けていくのでした・・・・・












                        おわり
お正月は水日でした。
こんどは開港一周年の茨城空港周辺7都市会議とか狐耳龍ヶ崎とかうな丼ねたとかを書くつもり。
しばらくは「前向け~」に忙殺されると思うので狐耳は2月辺りに・・・・。

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いばらきとクリスマス!結城(+栃木勢)編

仕事終わりの午後6時。
「・・・・・何でここにいるのか簡潔に説明してもらえませんか?」
「クリスマスだからですよ」
自分より年上のはずの相手の言動に思わず頭がずきずきと痛み出した。
「というわけで、メリークリスマス?」
ケーキの箱を押し付けられた僕はただ、動く事が出来なかった。

いばらきとメリークリスマス!

ドアを開けて僕はとりあえず結城さんを迎えた。
はっきり言ってこの状況でこの人はいて欲しくない。
パーティーの飾りでごてごてとした部屋を生暖かい目で見ている。
「パーティーでもするんですか?」
「まあ、そういうところです・・・・・・」
「だと思いました、食事類の準備終わってないから早めに帰ってきたんでしょうね。ケーキなんかは特に痛みやすいですから。」
この人の観察眼は意外と鋭くて、だからこそ佐竹氏全盛の時代に生き残れたんだろう。
「その通りですよ」
「昨日、佐野さんから聞いたんですよ。明日小山さん主催でパーティーするって」
(正確には宇都宮さんに主催を押し付けられたんですけどね・・・・・)
思わず思い出したくない事実を思い出した、宇都宮さんはそーいうとこ迷惑を呼ぶ。
「はあ」
「だから、料理手伝いますよ。実際『小山の料理の腕が分からない』からと佐野さんに頼まれたのもあるんです。」
なんだか今、凄く佐野さんに感謝したい。
結城さんは料理上手(普通の家庭料理オンリーなのでケーキとかどうなんだろうとは思うけど)なのでかなりごまかしが効くはずだ。
「じゃあ、手伝いお願いします!」

*             *

「おーやまっ!」
那須さんやら足利さんやらどんどん人が来る。
「宇都宮さん」
「今日は小山の料理、期待してるよ~?いっつも結城の作った和食しか食べさせてくれないからね・・・・・」
時計の針が8時を指した頃、パーティーが始まった。






                    おわり





たぶんお気付きのかたも多いと思いますが、結城は料理上手です。
土地柄が結構和風なので、ひまつぶしに台所のぞいてるうちにある程度料理を仕込まれたんじゃないかな、と言う妄想。

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いばらきとクリスマス!水戸編

それはとある午前中のこと。
「ひたちなか、暇か?」
水戸はこれまでに無く暇だった。

いばらきとクリスマス!

なにせ不景気続きで申請やら何やらも少ないし、正月前だから追い込みでやってた仕事があっさり終わって正月準備をするにも早い。
(だから電話してんのに・・・・・・)
「いいえ・・・・これから仕事が。」
「ちっ、お前もか」
「いやそんな盛大に舌打ちされても・・・・・」
「じゃあさ、日立は?」
「たぶん、大丈夫だと」
「じゃあそっち行くって行っといて」

*          *

「と言う訳で遊びに来た。」
いつものように泥臭い倉庫にこもって作り物をする日立に話しかける。
「結城の家のケーブルテレビの事で忙しいって・・・・?」
「あー、あれはなんかあっさり終わった。」
「つまりは・・・・・暇なんだ」
「まあそういう事だな。」
少ししょぼくれた犬の様な表情で再び作り物に戻る。
カレンダーにふいに目が行く。
12月25日、今日何かあったっけ?
「あ」
「・・・・・思い出したんだ」
「日立んちのイルミネーション見に行く約束だったな」
「やっぱ、忘れてた。」
日立がため息をついた。
「うー、確かあの時仕事たて込んでて忘れてたんだわ・・・・・本当にすいませんでした!」
思い切り良く謝れるのは水戸のいい所である。
「・・・・・・・夕食、奢ってくれたら許す。」
そのあと、帰って来たひたちなかとその連れの古河・土浦・朝霞・市ヶ谷の7人分奢る羽目になったのは秘密である。


















男だらけのむさいクリスマスでごめんよ。

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いばらきとクリスマス!つくば篇

「しーもつまっ!」
クリスマスの朝、サンタクロース衣装のつくばさんがやってきた。
「朝からハイテンションですね・・・・・」
「だってさー、今日は聖夜だもの」
甘い恋の祝福があってもいいかなって、と寝起きの僕に囁きかける。
「突然来たからプレゼントなんてありませんけど料理ぐらいなら作りますけど・・・・・?」
「いーのいーの、今日はデートしたいなって」
はいはい分かりました、どうせ僕は押し切られるポジションですよ・・・・・。
「よし、じゃあ今日は自分が作るから!」
「・・・・・・え」
今日の僕の運命は振り回された挙句にとんでもないものを食す事が決定してるようだった。
「いざ、イオンへっ!」





               下妻の運命や如何に・・・











おまけ:つくばがクリスマスディナーを作ったよ!
「今日の夕食はチーズフォンドゥとケーキと七面鳥!」
一品一品をあまり大きくない食卓に並べると残り面積が小さくなって行く。
「しかもワインとシャンパンとチーズって乗っかるんですか?」
「へーきへーき、シャンパンは冷蔵庫だから!」
(この人妙なところで計画性無いよな・・・・・)
明らかにワインボトルとグラスが乗っかる余裕はないように見えるが、仕方ないと諦めた。
「じゃ、いただきます」
チーズフォンドゥの味はまっとうだった。
他のものもそうである事を祈ってたべすすめることにした

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