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コーギーとお昼寝

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赤の青年は王冠を目指す

「うちは結局無敗で来ちゃったわけだけど、どう思う?」
夕暮れの瑞穂グラウンド。
先ほど30点以上もの差をつけてシーズン前半戦無敗での勝利を挙げた彼に俺は何と言い返そうか、最初から決めていた。
「次は勝ちにいきますよ」
「……うん、俺お前ののそういうとこホント好きだな」
たとえ相手が上だろうと負けないというこころ、これだけはきっと失ってはいけない。
実力だけがこの競技の全てだから、次は勝てるように実力をあげていくだけだ。
「いちおう俺の方が一回り上のはずなんですけどね」
「芝生の上では誰でも対等だよ」
彼と次にやるまでにやれることはまだある。
勝ち点差8は決して小さな数字ではないけれど、リーグ初代覇者の王冠はまだ伸ばせば手の届く場所にあるのだからここで手を伸ばすのをやめるわけにはいかない。
「……何しとんじゃお前ら」
「あ、シーウェイブズ何してんの?」
「いや、帰ろうと思ったらスタッフの一人が小銭入れどっかに落としたみたいで探してたらお前らが青春してて立ち往生してた」
そうこうしていたら釜石のところのスタッフさんが探し物を始めてくる。
「なんか全然締まらないねえ」
「そう言うのは俺が逆転優勝してからですよ」
「やだなあ、優勝なんてさせてあげないに決まってるじゃん」
「じゃあうちは4位以内に入って入れ替え戦進出してトップリーグに戻ることだけ考えんとなぁ」






レッドドルフィンズとヒート。
TCLファーストステージ終わったので。

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