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コーギーとお昼寝

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水島ちゃんのちょっと悲しかった話

二人そろって夜勤が入った土曜日の朝、家に戻ると水島がちょっと落ち込んでいた。
「……水島?」
「録画してた所さんの奴なんだけどさ、」
水島が口に出したのは金曜の夜に放送された番組の話だった。
確かテレビの取材が入ったのでウキウキで取材を受けて、業界紙の記事にもなったアレの事だろう。
「思ったより放送時間短かった……出演者のサインより一時間ぐらい流してもらうよう頼んでもらえばよかった……」
水島の凹みポイントは察せられた。
結構気合い入れて取材対応してたのに思ったより短いというのが凹みポイントらしい。
「番組の1コーナーだもの、ある程度は仕方ないわよ」
「どうせなら番組の半分ぐらい使って欲しかったなって……」
「それに水島、1時間番組だってCM挟むから実質50分ぐらいしかないんだし、ね?」
「実質50分のうちの30分ならほぼ半分が私だった……?」
ちょっと水島が気力を取り戻してくれた。
「あったかいもの食べて一緒に寝たらもう一度見返しましょうよ、水島の一番カッコいいところ流してくれてるかもしれない訳だし」
「そうだよね!福山のおっぱい枕で寝たら元気戻るよね!」
「うんうん、そうと決めたらごはんにしましょ」
シレッと一緒に寝ることが決まってしまったがそこは大目に見てあげよう。
朝ごはんに購入したパンと牛乳を温めに台所へいざなうと、水島も後ろからひょこひょこついてくる。
(まあ、そんな水島が可愛いから半世紀も一緒にいる訳だしね)
空腹と睡眠欲が落ち着いたら一緒にカッコいい水島を見届けよう、そんな気持ちで甘いホットミルクを作るのだ。


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福山と水島。

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