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コーギーとお昼寝

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そんな頃の昔話

朝6時。
ピンポンが五月蝿く音を立てる。
ああよだきぃ、と呟きながらもう一度布団にもぐる。
お布団まじぬくい。幸せ。
「常陸太田ー、お前がここにいるのはわかってんだぜー」
「よだきぃから大洗は帰りかえ」(~かえ=~しなさい)
「しーごーとーしーろーよー、って水戸が言ってるんだぜ」
「やけど断るから帰りなさい」
「うぇー?」
そういうと呆れたように日立の声がした。
「・・・・・子供じゃあるまいし」
「ガキでいい。よだきぃ。寝たい。それに仕事なら牛久がいるし」
「牛久に呆れられるよ」
大分からのお客と過ごした数日間は楽しかったし、よだきぃと思う暇すらなかった。
だけどおととい帰ったからいないし、臼杵市も牛久いい奴だし、家にいるときは寝ていたい。
「牛久やからしょわなあ」
「・・・・・・柚子こしょうあるんだけど」
「分った、ちょこっと待っちて」
あいつには思い出がある。
いい奴だし、湯布院に招待してくれたし、ご飯美味しかったし。
その柚子こしょう1本で折れてあげよう。






(でもよだきぃわ)






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