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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

笹の葉さらさら

いつもなら響くはずのない足音で目が覚めた。
見慣れたマンションの一室はクーラーを効かせて少し寒いくらいだ。
「おや、ようやく起きましたか」
「……結城?」
「昨日から連絡が取れないので勝手に鍵開けて入りましたよ」
ほら麦茶飲んで、と差し出された麦茶を受け取ってとりあえず水分をとる。
昨日はずっと家の掃除やなんだを済ませていたのは覚えているが昨日の夜以降の記憶があいまいで、たぶん家の中で倒れてしまったのだろうと見当をつける。
「鍵渡しましたっけ?」
「合鍵の場所は把握してますから」
「……人には教えてないはずのに?」
「そこは、まあ、気にしたら負けですよ」
今度から合鍵の場所変えよう、と決心しつつも正直助かった。
たぶん結城が来てくれなかったら本当に危なかったかも知れない。
「ああ、上司にも連絡しておきました。家の中で熱中症起こして倒れてたと言ったら病欠扱いにしてくれるそうですよ」
「そうなんだ、ありがとう」
しかしつくづく思うけど、こうして七夕になるたびに世話を焼かれ続けているのもどうなんだろう。
ずっと向けられている過剰な好意を右から左へ受け流しているけど、これでいいんだろうか。


(……これで数百年やってきた訳だし、いいのかな)

冷たい麦茶がひんやりと染み渡る、七夕の日。


という訳で結城小山の七夕ネタ。今年も小山さんは七夕に体調を崩す。

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