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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

戦友よ、俺は帰ってきた!

ぴくぶらのお題企画参戦用に書いたもの。
BLと言うかブロマンス寄りのif話です。


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蟹食うあの子

越前町がうちの台所でカニを茹でている。
「……妹よ、いったいなぜうちでカニを茹でている?」
「こっちのコンロの方が火力強くて使いやすいから」
別に越前町がほんとうの妹だとかそういう訳ではないのだが、ノリでそう呼び合うようになってもう10年以上過ぎたのでもはや定番のネタとなっている。
「ちなみにそのカニは俺の分もあるよな?」
「いちおうね、残りは全部みやまさんとか常滑さんに贈る予定だから」
「客人に贈るカニなら自分ちで茹でろや……」
溜息を洩らしつつもカニの茹でられるあの匂いは食欲をかき立てられる。


(……この匂いは冬って感じがするよなあ)

カニ漁が解禁され、あちこちで越前ガニの看板が立つこの季節は、嫌いじゃあない。
「味見用のカニが茹で上がった!食べよう!」
越前焼の大皿いっぱいの大きな大ぶりの越前ガニが、どんと突き出された。
「いただきます」



越前ガニの解禁日だよ!

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中断期間だけど忙しくないとは言ってない

また小ネタです


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ある秋の朝にて

まだ朝早い午前五時過ぎの母子島遊水池にはちらちらと人出があった。
「……さっむ」
ぼやきつつも筑西を折りたたみ椅子に座らせて、持って来た熱いお茶を飲む。
「下館市さん」
声をかけてきたのは顔見知りのオヤジだ。
その手元には立派なカメラがぶら下がっており、なるほど相当気合を入れてきたらしい。
「筑西市さんも連れて来たんですか?」
「いちおうな」
そう言えばと思い出して鞄から紙袋を一つ取り出す。
「焼き栗食うか?」
「いただきます」
笠間から貰った栗を昨晩火にかけておいたのだがこれがなかなか美味いのである。
腐っても栗の名産地とでも言おうか。味も良い。
くだらない話をするうちに空が明るくなって来たので、顔見知りのオヤジは隣で三脚を組み立て始める。
(そろそろだな)
隣で眠っている筑西を揺り起こし、スマートフォンのカメラを準備しておく。
「筑西、」
「ふぁい?」
「お茶でも飲んどけ」
目覚めのお茶を一口飲ませれば眼が冴えたらしく、目がしゃっきりしている。
だんだんと朝焼けのオレンジが遊水地の上空に覆いかぶさっていく。
「筑西、もう少しだ」
朝の寒さに白む息の奥で、筑波峰の上にオレンジの火の玉がポンと乗っかっていく。
ダイヤモンド筑波がそこに完成する。
そして目の前の池も、波ひとつ立てずにその姿を鏡のように映している。
「……きれいです」
「だろ?」
まったく、朝早くから起きた甲斐があるというものだ。



下館と筑西。
この間ついったの公式垢が自慢げに動画上げてたのでつい。

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福井の詰め合わせ

ちょっとした小さいネタの詰め合わせです


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