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コーギーとお昼寝

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なんとも頭の悪い夢

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ようこそ、300万人に逢える空へ

5月22日、とうきょうスカイツリー駅。
「うー・・・・・・眠い」
「スカイツリー、ソラマチのオープンは何時からだ」
「10時、展望台開けるのは12時から・・・・・・・・・もう寝る」
ぐったりと潰れたように眠るこの猫をたたき起こすのは少々酷だと兄さんが目で告げた。
精根尽き果てたがごとく突っ伏したスカイツリーは兄さんの机の上を占領する。
ぺちぺち、と後ろから軽くはたいてきたのはスカイツリーの公式キャラだった。
「・・・・・何」
『スカイツリーは?起きてる?』
スケッチブックに書かれた文字を読みながら、スカイツリーを無言で指差す。
『にっこうさん、きょうからよろしくおねがいしますね』
「ああ」
スカイツリーを連れ去っていく奴を見ながら開業初日を迎える。






300万人が逢える空のふもとで、お待ちしています





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関鉄兄弟周辺に関するまとめ書き







・兄弟構成
長男:龍ヶ崎線
次男:常総線
三男:筑波線
四男:鉾田線(鹿島鉄道)
五男:鬼怒川線
異父兄弟:関鉄バス
よく作者のミスで三男四男が入れ替わってますがそこらへんは気にしなくて大丈夫です。
年齢(というか生まれ年)が基準となっています。
バスは関東鉄道成立時の誕生なので一番若かったり。

・鬼怒川線について
常総がやたら鬼怒川に執心してますがそれはBLとかではないです、家族愛とか親愛とかあーいうものです。
本格登場はいつかするとは思うのですが今のところはなさそうです。

・関東鉄道成立以前について
もともと5人とも別の路線だったのでそれを統合していった末に今の5人兄弟が成立している設定です。
呼称がころころ変わるのでざっくりまとめます
*龍ヶ崎線
竜崎馬車鉄道(1900年)→鹿島参宮鉄道龍ヶ崎線(1944年)→関東鉄道龍ヶ崎線(1965年)

*常総線
常総軽便鉄道(1912年)→常総鉄道(1913年)→常総筑波鉄道常総線(1945年)→関東鉄道常総線(1965年)

*筑波鉄道
筑波鉄道(1914年)→常総筑波鉄道(1945年)→筑波鉄道(1979年)

*鹿島鉄道
行方鉄道(1921年)→鹿島参宮鉄道(1922年)→関東鉄道鉾田線(1965年)→鹿島鉄道(1979年)

・関鉄たちから見た京成
年も極端に離れているわけではないので兄弟みたいな感覚です。
個人個人では多少の差はあれどそういう感じです。(バスはまた別なので)

・兄弟から見た東武
竜ヶ崎はあまり世話になっていないのでお客さん感覚です、ちょいちょい遊びに来るので友人感覚もありますが。
常総はむしろ上司兼顔なじみぐらいですかね。友達というほどでもない。

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僕らは今も夢を運ぶ(県内特急擬人化)

*以前書いた特急擬人化のまとめです。
*「いばらきな~」と異なり「とねりさん」に共通する世界観です。

------世界観-----
廃止された特急の暮らす「あの世」と呼ばれる世界。
下界の路線や特急にちょっかいを出しながら日々を暮らしている。
-----------

「あの世」側
・しもだて
常総線に開設された下館-取手間をつなぐ特急だが数年で廃止され、特急としては短命だった。
やさしい空気をまとった少女。

・つくばね
生前のしもだてと唯一親交のあった特急。
穏やかな空気をまとい、ひたち・ときわの友人でもあった。
しもだてを異性として意識している。

・ひたち
常磐線を走っていた特急。
ときわ・つくばねは悪友に近い。
早世だったしもだてを妹のように可愛がっている。

・ときわ
常磐線を走っていた特急、下界に子供がいる。
わりとファザコンだが口調は荒っぽいため誤解されやすい。
ひたちに可愛がられるしもだてが気に食わない模様。

・はつかり
東北本線と常磐線を走っていた特急。ゆうづる・はくつるの姉。
リバイバルトレインとしてたびたび下界に降りているらしい。
割と上から目線で高圧的で好戦的なので、度々ときわと仁義なき戦いをくり広げる。
しかしときわとひたちを一番理解しているのは彼女かもしれない。

・はくつる
はつかりの妹。
こちらもリバイバルトレインとして下界に下りては北斗星をいじり倒して遊んでいる。
常にドSで上から目線なのは姉妹共通。

下界側
・スーパーひたち/フレッシュひたち
ときわの息子で仲良し双子。スーパーが男の子で、フレッシュが女の子。
なんというか常にうるさい、本人曰く「しゃべったり動いてないと退屈で死ぬ」とのことだがただ単に落ち着きがないとも言われる。

・北斗星
現在でも運用されるブルートレインの一人。男。
昔ははつかり・はくつるに振り回されて楽になれたと思ったら、なんか今は後輩のカシオペアに振り回されてる。
だんだん仲間が減っていくことが実はさびしい。

・カシオペア
どことなくわんこっぽい北斗星の後輩。男。
上野にいると北斗星について回ることから下界に降りてきたはくつるから「金魚のフン」といわれているが当人は一切気にしていない。基本馬鹿。
でも顔はよいのでお客さんからの受けはいい。

・スーパーカムイ(快速エアポート)
せっかちな道産子で北斗星の友人、女。
本来の仕事は札幌から旭川までを結ぶことだが、快速エアポートとして新千歳空港までの足としても活躍中。
生まれついての気が強さゆえに「札幌駅急行組の姐御」とまで呼ばれているらしい。

・はまなす
訛りを気にするほんわか津軽男子。
北斗星とは同い年の幼馴染ではつかりとも親しい上に秋田方面にもよく行っていたので友人が実は多い。
カシオペアみたいな可愛い弟が欲しいなぁと思いつつ、双子の弟(ミッドナイト)のことを考えたり。






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きょうはこれくらい

年に数度、常磐線沿線で集まって飲み会をする。
大体そのメンバーは決まっていて、私と牛久と龍ヶ崎が茨城側で柏、松戸、我孫子あたりが千葉側となる。
「もうこのメンバーで何度飲み会をしてるんだか・・・・・」
「さあ、おれは飽きないけどね」
「あなたは松戸がいれば大概飽きないじゃありませんか」
目の前でおちつきなく騒ぐ牛久とそのノリにつられて年甲斐もなく牛久と肩を組みながら歌う我孫子はほっとくとして、目の前の揚げ餃子を肴にビールを飲む。
龍ヶ崎も恨めしそうに我孫子を見るぐらいなら一緒に歌えばいいのに。
「ばれたか」
「一目で」
常磐線ができて以来の100年近い付き合いだ、いまさら気づいていないなんてほどすっ呆けてはいない。
松戸も牛久たちと一緒に騒いでいる。
ただでさえ自分たちのような特殊な存在は規則が多くて騒ぐのも考え物なのだし、まして不景気ならなおさらのことでせめて飲み会ぐらいは騒ぎたいということだろうか。
「相変わらずあなたはヘタレなようで」
「取手もせっかく人間と同じ姿ではあるんだし、色恋のひとつしたらいいのに」
「私は結構ですよ、周囲は揃いも揃って手が焼けますからね」
そろそろ牛久も酔いが回って倒れる頃合だ。
筋肉質で大柄な牛久を運ぶのは龍ヶ崎だけでは到底難しいので二人がかりになる。
だからまだ牛久が歩いて帰ることができるうちに帰ることにしている。
「龍ヶ崎、牛久。そろそろ帰りましょうか」
「ふえ?もうれすか」
「まだあなたは歩けるでしょう?酔いつぶれたあなたを運ぶのは大仕事ですからね」
「・・・・・・・わかりました、いくぞ」
「ふぁい・・・・」
まだ飲み足りないと言いたげな表情でうなずいた牛久を龍ヶ崎が引っ張っていく。
「それじゃあ千葉県勢で後は楽しんでくださいな」
「取手、わしも途中まで送ってくれんか」
そういったのは我孫子で、ええとうなずいた私をぽかんと見る柏さんに私は手を振った。

*                *

終電間近だったこともあって人の少ない車両で寝た牛久に軽くため息を漏らす。
「やけに世話が焼けますねぇ、あなたの隣人は」
「・・・・・・・今に始まった事ではないので」
「世話の焼ける隣人というのも悪いものではないぞ?龍ヶ崎、取手」
「牛久を運んでみればわかりますよ、この筋肉太りは運ぶと重いですから」
「そうか」
どうせ今頃微妙な空気を漂わせた松戸と柏が無言で酒を飲み会う頃合だろうと思いながらため息をつく。
(私よりずっと大きな街であり続けてるくせに何でヘタレなんだか)










おわり

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