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コーギーとお昼寝

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掴めない人たち

流山おおたかの森、なんて長い名前誰が考案したんだろう。
しかも日本最長の南阿蘇水の生まれる里白水親水公園駅と長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅にはひらがな表記で10文字差がつけられている。
後者の鹿島臨海には似たような境遇のせいかあんまり怒る気にはなれない、というかそれはただの逆恨みだ。
でも話題づくりで長い駅名をつけたならどうせならもっと長い名前にすればよかったのに。
「TX」
思考をさえぎるように声をかけてきたのは野田だった。
(そうだ、ここは乗換駅だった)
「・・・・・・野田、どうかした?」
「いやぁ、久しぶりに顔見たなぁって」
「まあここしばらくはつくばに篭りっきりだったしね」
「醤油プリン、食べる?」
「何でそうなるの?」
この駅を共有する野田はどうもおっとりしすぎていて、たまに話が突然奇妙な方向に吹っ飛んでいくのだ。
もう慣れてはいるけど。
「キッコーマンがくれた」
「ああ、あの尻尾の折れた」
古くから野田の面倒を見ている猫の名前を挙げて袋に入れられたプリンを受け取った。
「頑張り過ぎて倒れないようにね」
「・・・・・・当たり前でしょ」
野田は本当に掴めない。
どこまでも知っていそうな気がしてしまう。






おわり






うちのTXと野田さんのお話でした。
二次のTX野田見てたら書きたくなったんや・・・・・・。
うちの野田さんはおっとりしすぎてるというか宇宙人なので意外とTXの内心を読んでいるのかもしれません、偶然だと思うのですが。

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