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コーギーとお昼寝

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鹿島に落ちた光と影3

何も無い更地が変化していく。
工場が作られ、人が集い、暮らすようになり、教育施設が作られていく。
「・・・・・・・僕が僕でなくなっていくみたい」
「これが新しいあんさんの姿や、住金の街・鹿島のな」
そして新しいものはもう一つ生まれていく。

鹿島に落ちた光と影

昭和45年1月
「「鹿島臨海鉄道?」」
「せや、ここいらを繋ぐ線路が欲しい言うたら国鉄と水戸が金出してくれることになってな、北鹿島から奥野谷浜までの鉄道をつくんねん。
せやから、そいつの面倒頼むわ。わいとあんたの息子みたいなもんやし」
「・・・・・・わいとあんたって」
色々言いたいことがあるらしい神栖は住金をじっと睨む。
僕としては同居人が増えるのはいいと思うし、地域のためになるのならばそれが一番いい。
「神栖、鹿島はわいの嫁さんやからな?」
「やだなぁ住金、僕は男だからそういうことはまずないよ?」
そういうとなんか複雑そうな面持ちで住金と神栖は僕を見た。
・・・・・何か変なこと言っただろうか。
「まあええわ、それともう一つ。大阪にわいが所有っちゅーか作ったサッカーチームがあるんやけど、そいつが鹿島に本拠地移す話があるんや。どない思う?」
「いいんじゃない?」

*             *

昭和45年11月12日
「・・・・・・君が鹿島臨海?」
こくり、と青年が頷いた。
「ちゅー訳で、こいつの面倒頼むわ。厳しくしつけたさかい、嫁さんは気ぃ抜けるやろ?」
「だから僕はお嫁さんになれないって、とりあえずよろしくね?」
この日、鹿島臨海鉄道が貨物として走り出した。









                 つづく
この話は本格的に住金→鹿島になりました。
後悔なんて・・・・・・してないよ。史実ねたとか気にしないよ。

あと私の中では大阪の関西弁=俺様攻めなのはなんでだろう。絶対ガンナーズのあの人のせいだと思うけど。

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