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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

納豆食え!

水戸「という訳で祝!納豆消費量日本一奪還記念納豆食い放題パーティー!!!!!!!!!!」
茨城町「……だいぶ今更じゃない?」
ひたちなか「大人の事情というやつですよ」
大洗「とりあえずイカ納豆にするんだぜ!」
水戸「苦節3年、福島に奪われた日本一奪還に向けて元気に納豆を食い続けてきて……ようやく取り返した日本一……」
茨城町「大洗くんもはや聞いてない」
笠間「とりあえずそんな話するより納豆食った方がよくねえか!」
水戸「それもそうだね!」
茨城町(一瞬で切り替えた……)



特にオチは無い

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不機嫌な火曜日

無表情で俺の家に転がり込んできた日立は床に荷物を置いてから、俺の目の前にビニール袋を突き出した。
「……飲むの?」
「飲まなきゃやってられない」
日立の気持ちは分からないでもない。
明秀日立は高校野球の県代表を逃し、日立製作所は都市対抗野球でトヨタに負けた。
都市対抗の方はテレビで見ていたから分かるけど一点も獲れずに終わった試合で、日立にとって一度は黒獅子旗を持ち帰っている姿を拝みたいと言うところだろう。
「まあ、付き合うよ」
ビニール袋からは酒の瓶にお惣菜が4つ。
ワンカップのふたを開けて差し出せば、日立はグイッと一気に飲み干すのだった。




高校野球と都市対抗野球、どっちも負けてしまった日立からすると今日はまさに厄日だなあという話。

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ガルパンは(経済にも)いいぞ

大洗「祝!鹿島臨海鉄道二期ぶりの黒字!!!!!!!!!」
大洗鹿島線「定期外旅客が増えたからね~ガルパン様様だよね」
鹿島臨海線「……そうだな」
大洗鹿島線「兄さん拗ねてる?」
鹿島臨海線「違う、ただなぜ今だに戦車を引っ張るシーンで俺が出てこないのかが不満なだけだ」
大洗「それは監督に言いなよ。まあガルパンのおかげでふるさと納税増えたし観光客も増えてありがたいよね。あ、あんこう焼き食べる?もうすぐ終わりだから買ってきちゃった」

「「食べる」」





しょうもない小ネタ。最近製鉄やジョカゲが忙しくて放置気味ですいません。

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明太子パスタとゴールデンウィーク

「♪ピリッとかーね○ーくめーんたいこーげーんきーもーりーもりー♪」
ゆであげられたパスタを薄皮を取った明太子とパターに突っ込んでガチャガチャと混ぜていく。
ピンポン、とチャイムが鳴ってから玄関から見慣れた隣人の姿が見えてくる。
「久しぶりです」
「おー、相変わらずひたちなかはお堅いんだぜ?」
「隣人と言っても大洗さんの方が年上でありますから」
あとはボウルごと出して取り皿を渡すと、ひたちなかはいつものようにボウルから自分の分のパスタを取っていく。
親の代から付き合いも深いこの隣人はそろそろこういった事にも慣れている。
「今年のゴールデンウィークは飛び石連休で助かりましたね」
「ほんとそれなんだぜ……観光地は休めない……」
ゴールデンウィークと言ったら国営ひたち海浜公園を有するひたちなかにとっては1年最大の稼ぎ時であり、同じく観光地たる自分にとっても稼ぎ時だ。
飛び石連休のおかげで間に挟まれた月曜日と金曜日は人が少なくて一息つけたが、それでもまたすぐに休日になって客が押し寄せるのだからあまり休めた気がしない。
県内の数少ない観光地である大子や陶芸イベントに忙殺される笠間辺りもゴールデンウィークが明けてようやくひと心地ついた、と言うところだろう。
「いい加減慣れつつありますけど相変わらず多忙で仕方ないですね」
「ほんとそれなんだぜ……」
明太子パスタをひとくち食べてみれば、意外に美味く出来てる。
ついでに冷蔵庫に入れてあるネストビールと月の井の梅酒も開けよう、と瞬時に心に決めた。
世間はゴールデンウィーク明けの月曜日だが気にするまい。どうせ自分たちはようやく得た休みなのだ。
「ひたちなか、酒要るか?」
「……いただきます」





ひたちなかと大洗にとってのゴールデンウィークって稼ぎ時だよなあと思いつつ。
月の井は大洗の酒蔵です、ガルパンのお酒で最近は有名ですが。

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白酒にひなあられ

雛飾りをそっと出窓に飾り、傍らに桃の花を飾れば春の心地がした。
「うん、かわいい」
満足な気分でグッと背伸びをしてから、くるりと部屋を見渡す。
私の住む小さな一軒家は初春の日差しにあふれて暖房要らずの温かさだ。
水戸や大洗と言った賑やかな面々のいない静けさに満ちたこの小さな家での暮らしを私は案外気に入っているけれど、今頃水戸君はどこかで騒いでるのかなあと言う気もした。
携帯電話の呼び出し音はない。
今日は静かに一人でお雛様を眺めながら過ごすのかな、と思う。
「まだ明るいけどお休みだし、いいよね?」
昨日買った白酒の瓶のふたを開けて、青いガラスのお猪口と小さなグラスにそそぐ。
お猪口にそそいだ分はお雛様にお供えしてから、私はグラスの方をひとくち。
「美味しい……」
ひなあられを少しつまむとふわりと口の中で溶けていく。




(なんだか今日はぜいたくな気分)

ひとひらの桃の花びらを白酒に落として飲めば春が全身に染み渡った。


茨城町ちゃんの贅沢なひな祭りのお話。

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