「今年もマスコット総選挙の季節が来たな」
「ええ……と言うか去年のマスコット総選挙よりも遅い時期の開催ですよね」
イーグルスの指摘は正しいが、これはプレーオフトーナメントの開催時期が遅れたことによるものなので仕方がない。
しかし重要なのはそこではない。
「今年は二番推しの投票も可能になったが、イーグルスは勿論ラムまるに投票してくれるよな?」
「検討はしてます」
「何故だ?!」
「だってみんな可愛いじゃないですか……不動の一番はカノンちゃんですけど、ウィズリーや鮫太郎も気になってまして……」
イーグルスが困ったようにそう言い訳をする。
思わず机をたたいて「何方も可愛い系ではないだろう?!」と叫んでしまう。
「だってしょうがないじゃないですか!気になるんですもん!」
「我は二番推しをカノンちゃんで投票してるぞ?!」
「そうだったんですか?!」
「マスコット総選挙においてラムまるとカノンちゃんは永遠の好敵手だからな、故に一緒に投票していた」
「そう言う事でしたか」
イーグルスが納得してくれたところで、スッとスマホを差し出す。
画面はもちろんマスコット総選挙の投票画面である。
ちなみにマスコット総選挙が始まってから毎日投票できるように投票ページをブクマに入れてある。
「今此処でラムまる君に投票しなければ我は不貞腐れるぞ」
「先輩……だからって一番推しをラムまる君にするのはダメです」
イーグルスが一番推しをカノンちゃんにしたあと、二番推しをラムまる君にした状態で投票ボタンを押した。
「これで許して貰えますか?」
「……明日からも毎日二番推しをラムまる君にしておけよ」
偶然その場に居合わせたサンゴリアス「マスコット総選挙ガチ勢が元気すぎる」
同じく偶然居合わせたブレイブルーパス「ホントにな」
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特にオチの無いマスコット総選挙ネタでした。
今年のマスコット総選挙については
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