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コーギーとお昼寝

市町村・鉄道・企業・スポーツチーム擬人化よみものサイト、オンラインブクマはご遠慮ください。

ラグビー話はビールと一緒に

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「やっぱ日本代表が普通にいるDロックスがディビジョン2にいたのっておかしいよな……」
製鉄所さんがそんな事を言うので「否定はしません」と答える。
国歌を歌う選手たちの表情を見ながら、本当になぜ日本代表とトイメンさせられてたんだろうな?という気持ちがどうしても湧き上がる。
まあそういう事もあるさ、と言われればそうなのだがやっぱり腑に落ちない。
「でもDロックスは昇格したのでもう帰ってこないと思うんですけど……」
「代表がいても降格してきたグリーンロケッツの事もあるしなあ」
「やめてください来年もあいつ居るんですよ?」
心にぶっ刺さるものを感じて思わず画面から視線がそれる。
せっかくの楽しい代表戦の直前に要らないダメージを負いたくない。
「話変えるか。今回初キャップの子多いけど勝てると思うか?」
「どうでしょうね。7点差以内に収まってほしいですけど」
現実的なところはともかく、希望的観測を口にする。
「もしこの試合が7点差以内に収まったら、仙台の試合見に行かないか?交通費とチケット代は持ってやるから」
「ジョージア戦?!行きます」
思わずビールの缶を叩きつけてそんな事を口走る。
仙台の試合は行くかどうかずっと悩んでたので誘ってくれるならまさに渡りに船!
「ちゃんと7点差以内に収まればな」
そんな話をしていると、国歌斉唱が終わりキックオフの時間になる。
この試合は新しい日本代表にとって記念すべき最初の試合であり、今回初キャップの選手たちにとっても思い出深いものになるはずだ。



どうか、みんなにとってこの試合が最高のゲームになりますように!

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シーウェイブスさんと釜石おじじ。
試合見たけど、まあアレだったので希望のあるネタにしたくて……。

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夏至のタコカレー

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金曜日の夜は仕事を早めに上がって作り置きをする。
今週末から始まる日本代表戦の季節に合わせてラグビーにどっぷり浸るため、すぐに美味しいものが食べられるように作り置きしておくのだ。
とうもろこしの炊き込みご飯、タンドリーチキン、鶏やサーモンのコンフィ、いんげんの和え物3種、新生姜のきんぴら、枝豆はポタージュやトマト煮込みに、ゴーヤはおひたし、安くなってた野菜で作ったピクルスなどなど……。
思いつく限りの作り置きとビールを冷蔵庫に詰め込んでおけば週末の準備の出来上がりだ。
「さて、夕飯ぼちぼち行こうかな」
夜ご飯は最初から決めていた。
スーパーで見つけたゆでだこを使い、ナスやトマトなどの夏野菜をたっぷり入れたカレーにすると!
(それにカレーなら翌日以降に食べても美味しいしね)
ザクザクと切った夏野菜を摺り落したトマトと水で煮込んでカレールウを溶かしたら、最後にゆでだこを入れて味を調えたら出来上がり。
「あ、ご飯炊いてない……いいや、残りご飯解凍しよう」
冷凍ご飯を電子レンジに入れて解凍を待つ間に、味見がてら和え物やきんぴらを小鉢にとってカレーの付け合わせとする。
そして山盛りご飯にたっぷりカレーをかければ、夜ご飯のいっちょ上がりだ。
「あ、そうだ。今日の代表合宿レポート読んでない」
スマホを取り出して代表合宿で躍動する選手たちの様子を見ながらカレーを味わえば、楽しい楽しい夏の味がする。
(明日の夜、先輩にこのカレーや作り置き総菜を出して一緒に試合を見返すのも楽しいだろうな)
特に今年はリーチさんのキャプテン復帰で先輩お祭り騒ぎだろうし、明日のキャプテン復帰第一戦はきっと話したいこといっぱい胸いっぱい状態だろう。
ワイルドナイツやスピアーズも見に来るって言ってたから4人で試合を見返しながらしゃべるのもいいだろう。
そんな楽しい代表戦の季節を思い描きながら日本代表情報を追いかけるのだった。



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サンゴリアスと夏至のタコカレー。
なんか最近夏至カレーを掲げるお店がある聞いたので

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ままならぬ世界の隅っこで

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「やっ!」と陽気な顔をした鹿島が突然遊びに来たので、「……またサボりか?」と思わずため息が出た。
「サボりじゃないよ、今日は夜勤明けの休みですー!つばさが今北海道に遠征行っててお土産くれたからお裾分けに来たんだけど」
「お前には夜勤明けの疲労がないのか?」
「しっかり寝たからない!」
さっき仕事を終えて家に戻ってきたばかりで疲れの抜け切らない俺は、めんどくさくなってとりあえず鹿島を家にあげることにした。
人んちの台所を我が物顔で漁っておやつを皿に出し、冷蔵庫のアイスコーヒー(結構いい奴)を勝手に開けてグラスに注ぐのを見ながらやれやれという気分になる。
「ちなみにお土産って?」
「三方六と赤いサイロ、これならコーヒーが合うと思ったんだよねー」
三方六をかじってコーヒーを飲むと「うん」と満足げに笑った。
「お前本当常に楽しそうだな」
「此花が『楽しいことと美味いものは多いに越したことはない』って言ってたからね」
住金のちいさな最年長の姿を思い出して、確かにそんなこといいそうだな……と謎に納得してしまう。
「それこそ世の中って納得いかないこと多いじゃん?しかもそれが自分自身のことなのに俺が決められない、なんてことも結構あるし。だからこそ楽しいことと美味いもんは常に多めに置いておけって言うのが此花の教えなんだよ」
鹿島の言う自分のことなのに自分で決められないと言うことにはそれなりに心当たりがあり、確かにそうかもなぁと思う。
(でもこいつ、アントラーズ売却の時に八幡をバットで殴りつけたんだよな……)
本社に行ったうちの元職員から聞いた話をする思い出すが、美味いものや楽しいことだけでは自分を宥められない日もあるのだろうと言い聞かせる。
「君津だってそんな日、あるでしょ」
「……まあな」
東京と最後に会った日のことを思い出せば、その言い分には納得するものがある。
「今日は誰かと美味いもん食いたい日だっだってことか?」
「ま、そんなとこかな」
そんな事を言いながら鹿島が三方六を1人で半分も 以上平らげたので「……俺の分ちゃんと残せよ?」と本気で告げると「まだもう一本あるよ」と言って差し出してきたので、俺も三方六を丸齧りするのだった。


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君津と鹿島と思うところある夏の日の話。

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結城さんの一人旅

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ちょっと休みが出来たので新しい北陸新幹線に乗りに福井へ一人旅することにした。
駅で妹分の福井市本人と出会ったのは想定外だったけれど、それ以外は天気やタイミングに恵まれた旅だった。
小山さんにもいくつか写真を送付すると『あの子に会いに行ってるの?』と聞いてきた。
エイプリルフールの時に冗談で福井との結婚報告を送ったことを気にしてくれている事に少々の満足感を抱きつつ、初めての一人旅を終えようとしている。
海から見る東尋坊も永平寺での修行体験も、本場のソースカツも大満足だ。

(お土産何にしますかね……?)

笠間や古河には羽二重餅を配ればいいし、下館には堅パンでいいだろう。自分用には越前ガニの缶詰と日本酒を。
問題は小山さんなのである。
今回の福井一人旅のせいでエイプリルフールの怒りが再燃中らしい小山さんの気に入るお土産が思いつかないのだ。
「……いっそ、揃いの指輪でも送りますかね」
めのう細工の指輪が目に入ったけれどそれは多分違う気がする。
渡すのならば本当に一緒になって、私がこの世界を去るその日であるべきだ。
けれど揃いのものがあるのは私も嬉しい。
「この石のおちょこにしましょうか」
灰色がかった青い石のおちょこと日本酒を手にとって、追加でカニもつけよう。
あの人が私のことで目いっぱいになるのは愛おしいけれどまたコブラツイストを喰らうのは避けたい。
(ああ、私の愛しい人との飲み会も楽しみですね)
そんな事を考えながら買ったお土産を手に帰り路を行くのだった。
「結城さんここにいたんですね?」
「ああ、福井ごめんなさい。お茶のこと忘れてました」


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結城さんと小山さん。
福井旅行ネタの続きですが、結城福井小山の一方通行が好きなのでこういう話になってしまう。

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結城さんが遊びに来たので

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唐突に結城さんが福井に来た。
たまたま駅のほうに用事があって立ち寄らなければ絶対に把握していなかったことだった。
「……事前に連絡していただければ案内したのに」
「今回は独りで気楽に回りたかったんですよ。いつもこっちに来るたびに車出して貰ってますし、色々気を使わせるのも気が引けましたから」
案内所のカフェでコーヒーを飲みながら結城さんがそんな事を言う。
私は別に無理をしているつもりは無かったし、結城さんが来てくれるなら大歓迎だったから車ぐらいいくらでも出した。
「ちなみにどこに行くんですか?」
「永平寺と東尋坊、あと福井城址と養浩館に。いつも仕事で来てるから意外にちゃんと見れてないんですよね」
「ふたりに連絡入れて案内してもらいましょうか?」
「大丈夫ですよ。今回は完全に休日で来てるんです、気にしなくていいんですよ」
結城さんはまるで子供をなだめるようにそう言い返してくる。
この人の前で私はまだ子どものようだ。
(……この人に大人に見られたい)
いつから生きてるのかもよく覚えてないというような人に大人に見てもらえるのは難しい。
「コーヒー、ごちそうさまでした。そろそろバスが出るので行きますね」
空になった器を全部自分のお盆に乗せて片づけようとするその気の使いかたも好きだと思う。
「あの、結城さん」
「はい?」
「帰りの新幹線の前にもお茶しませんか、結城さんから見たこの街の印象聞いてみたいです」
「もちろん」
その時は甘いラテなんかじゃなくてブラックを飲んで見せよう。
私がほんの少しでもこの人に並ぶために。



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福井ちゃんと結城さん。
先日福井旅行に行ってから書きたいなあと思ってたのですが、ちょっと具合悪くしたりしてたのでちょっと遅めのネタです。

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